越境EC経営者が語る、日本漫画が海外で爆伸びする“隠れた強み”と未来戦略
越境ECで日本の漫画がなぜ世界でヒットするのか?JP.Company代表の荒木淳平が、その背景と、日本経済を活性化させるための具体的な戦略を語ります。
CHAPTERS
- 00:00世界で加速する日本アニメ・漫画人気、その背景とは?
- 02:30映画からアニメへ?コンテンツ消費の大きな変化
- 05:15アニメ・漫画が日本経済に与える多大な波及効果
- 08:00世界を狙う「漫画づくり」に必要なこと
- 11:30日本政府が果たすべき役割と未来への提言
最近、日本の漫画やアニメが世界中でますます人気を集めているのを感じます。僕の肌感覚だと、これはまだまだ伸びる市場なんじゃないかと思っているんですよ。
昔の『キャプテン翼』や初期の『ドラゴンボール』が人気だった頃と比べても、今の方が圧倒的にアニメを見る人が増えているらしいんです。すごいことですよね。アニメって基本的には日本が強いじゃないですか。その「見る人」自体が増えているというのは、間違いなく新たなビジネスチャンスが生まれる予感がします。
世界で加速する日本アニメ・漫画人気、その背景とは?
「そんなに海外でもアニメって人気なんですか?」ってよく聞かれるんですけど、僕も先日Yahoo!ニュースで見て驚いたデータがあるんですよ。毎週アニメを見る人の割合で、日本は40%の人が見る。これは日本人なら「まあ、そうだろうな」って感覚だと思うんです。
ところが、アメリカも36%と、日本とほとんど変わらない数字なんですよね。これってすごくないですか?アメリカでアニメ視聴がここまで一般的になってきたというのは、日本の文化が彼らの日常の中に深く浸透し始めている証拠だと思うんです。
この背景には、やっぱりNetflix(ネットフリックス)のようなWeb系の配信サービスが大きく影響していると思います。10年、20年前はケーブルテレビが主流で、地域によって見られるコンテンツが限られたり、料金も高かったりしたんです。でも今は、Netflixがあればどこでも多様なジャンルの作品が見放題。自分の好きなものを選んで見られる環境が整ったことが、アニメ人気を後押ししているのは間違いないですね。
EC・オンライン物販
映画からアニメへ?コンテンツ消費の大きな変化
かつてアメリカといえば映画が圧倒的に強かったじゃないですか。バック・トゥ・ザ・フューチャーやインディ・ジョーンズの新作が出れば、全米がワクワクして、その感動が日本にも伝わってくる、みたいな時代でしたよね。でも、正直言って今のハリウッド映画って、かつてほどの勢いはないんじゃないかなって僕は感じています。
「最近これ!」っていう映画がパッと浮かばないんですよ。Netflixの中には色々な国のドラマがあるけれど、「ザ・アメリカ」という大ヒット作は以前より減っている印象です。その代わりに、今まで映画を見ていた時間が、アニメに費やされるようになってきているんじゃないかと思うんです。これは、日本でも同じような傾向がありますよね。みんなが見る「ハリウッド映画」って、もうあまりないんじゃないかな。この時間のシフトこそが、アニメにとって大きなビジネスチャンスになっている、というのが僕の見立てです。
経営・チーム
アニメ・漫画が日本経済に与える多大な波及効果
アニメが流行るということは、もちろん漫画も売れる可能性が高まりますし、それに伴って関連グッズも売れます。主題歌もヒットして、その歌手が他の曲でも人気が出たり、フェスで活躍したりする。つまり、周辺のビジネスがものすごく潤うんですよ。僕たちeBay(イーベイ)のプレイヤーにとっても、グッズや中古品を海外で販売するチャンスが増えるわけですから、これは本当に素晴らしいことなんです。
日本の漫画が世界中で流行れば、日本全体が活性化されます。漫画本が売れるだけでなく、配信自体で収益が上がり、音楽がヒットし、ひいては日本の文化が海外に広がる。招き猫やだるま、おにぎり、ランドセルといったものがアニメに登場することで、「これ欲しい」「美味しそう」「便利そう」と海外の人が日本の文化に興味を持つきっかけになるんですよね。これがインバウンドにも繋がるはずなんです。こうなってくると、本当にハッピーエンドに近づいていくような気がします。
世界を狙う「漫画づくり」に必要なこと
日本でヒットした作品が海外でも人気になる、という流れは強く感じます。僕が「逆全米涙説」と呼んでいるんですけど、昔は「全米が泣いた」映画が日本で流行りましたが、今は「日本が泣いた」漫画・アニメが全米で流行っている、という感覚なんですよ。例えば『鬼滅の刃』や『マッシュル-MASHLE-』、最近だと『ダンダダン』なども、日本での人気がそのまま海外に波及していますよね。
ただ、現状はあくまで「日本人向け」に作られた漫画がたまたま世界でヒットしている、という側面も大きいと思うんです。もちろん『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』のように世界共通で通用する漫画もありますが、まだまだ日本でしか流行っていない漫画も多い。だからこそ、最初から世界を相手にするような描き方、つまりグローバルな視点での「ローカライズ」(地域化)を意識した漫画づくりも必要になってくるんじゃないかと思うんです。
漫画家さんだけでなく、編集部が海外でどんな絵のタッチやストーリーが人気になるのか、といったノウハウをもっと持ち、漫画家をナビゲートしてあげる。そうすることで、アニメが日本の主要産業、つまり自動車やゲームに次ぐ「もう一本の柱」になる可能性は十分にあると僕は見ています。
日本政府が果たすべき役割と未来への提言
アニメのポテンシャルは本当に高いです。子供から大人まで、そして僕たちの世代が年を重ねれば、老人向けの漫画やアニメといった新しいジャンルだって生まれるかもしれない。例えばアメリカ向けに、日常を描いたほのぼのとした老人向けアニメなんて、ニッチに見えて実は大きな層を取り込める可能性があると思うんです。
そのためには、日本政府がもっとアニメや漫画に対してお金を出してサポートしていくことが重要だと僕は考えています。正直、今の日本政府は「商売っ気がない」というか、この分野のポテンシャルを十分に理解していないように見えるんですよ。
韓国のK-POPが世界で成功した背景には、国家ぐるみのマーケティングやサポートがあった、と言われていますよね。でも日本は、流行らせる部分を企業に丸投げしているところがある。国がノータッチでは、なかなか世界で戦っていくのは難しいんじゃないかなって。もっと国が戦略的に支援し、海外進出の手助けをしてあげるべきだと思います。
官僚や政治家の意識を変えていくのは簡単なことじゃないですけど、僕たちはこうして発信し続けることで、少しでも日本の漫画・アニメ産業の未来が明るくなるように貢献していきたい。漫画は情報媒体だから関税もゼロ。eBayでも扱いやすいですし、どんどん流行って、日本全体が盛り上がっていく。それが僕たちの願いでもありますね。
FAQ
Q.日本の漫画・アニメが海外で人気な理由は何ですか?
Q.海外で日本の漫画が売れると、どんなビジネスチャンスがありますか?
Q.日本の漫画を世界でさらにヒットさせるにはどうすればいいですか?
Q.日本政府は漫画・アニメ産業にどう関わるべきですか?
Q.老人向けアニメの可能性についてどう思いますか?
Q.越境ECで日本の漫画を扱うメリットは何ですか?
関連クエリ:
