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2026.09.11越境EC物流DHL

越境ECを襲う物流コスト高騰の波:DHL値上げの背景とセラーが取るべき対策

DHLが送料を3%値上げ。越境ECセラーの利益を直撃するこの動きの背景と、荒木淳平が語る具体的な対策を解説。

CHAPTERS

  • 00:00オープニングトーク
  • 00:XX問題提起:DHL送料値上げの衝撃
  • 00:XX値上げの背景と理由
  • 00:XXトランプ関税の影響
  • 00:XXインフレと人件費の上昇
  • 00:XX年末の物流ピークに向けた先行対応
  • 00:XX今回の値上げ、どれくらい影響するのか?
  • 00:XX他の配送会社も“追随”の可能性大
  • 00:XX越境ECセラーが今やるべき対策
  • 00:XXエンディング

越境EC事業者の皆さんにとって、物流コストの変動は常に大きな関心事だと思います。先日、DHLが9月から送料を一律3%値上げすると発表しました。これは、特にアメリカ向けの越境ECを手がける僕らにとって、利益構造に直結する非常に重要な話なんですよね。

正直なところ、3%という数字だけ聞くと「大したことない」と感じる人もいるかもしれません。でも、実際にビジネスを動かしていると、このわずかな変化がどれほど利益を圧迫するか、身をもって知ることになります。今回は、この値上げの背景と、僕らが今すぐできる対策についてお話ししたいと思います。

DHLが送料を値上げする3つの背景とは?

今回のDHLの値上げには、いくつかの複合的な要因があるんですよ。これはDHLに限らず、他の配送業者も抱えている共通の課題だと僕は見ています。

1. トランプ関税による通関処理の複雑化

一番大きな要因の一つが、トランプ政権時代に導入された関税の影響です。特にアメリカ向けの越境ECでは、通関処理が以前にも増して複雑になっています。具体的には、税金の表示や申告作業が細かくなり、配送業者側の業務量が大幅に増えたんですよ。これに伴い、当然ながら人件費も上昇します。うちの会社でも、このあたりの業務負担は確実に増えているのを感じますね。

2. 世界的なインフレと人件費の上昇

これはもう、皆さん肌で感じていることだと思いますが、世界中で物価が高騰していますよね。燃料費はもちろん、航空貨物を扱う現場の人員確保も非常に難しくなっていて、人件費も上がり続けています。特に、国際物流の現場では専門的なスキルが求められるので、人材の獲得競争も激しくなっているのが実情です。僕らも、この世界的なインフレの波からは逃れられないんですよ。

3. 年末の物流ピークに向けた先行対応

もう一つ、ちょっと意外に思われるかもしれませんが、年末の物流ピークに備えた先行対応という側面もあります。例年11月から12月にかけては、eコマースの需要が爆発的に増え、荷物が集中しますよね。DHLとしては、この時期に一気に値上げするよりも、段階的に価格調整を行う方が、顧客へのインパクトが少ないと判断したんだと思います。毎年1月から2月頃に値上げがあるのが通例なんですが、今回は少し早めの対応ということですね。

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3%の値上げが越境ECの利益にどう影響するか?

「たかが3%」と侮ってはいけません。越境ECの利益率を考えると、この3%は決して小さくないんですよ。

例えば、送料が30ドルの場合、3%増えると0.9ドル、つまり約1ドル値上がりしますよね。これが単価の低い商品を扱っているセラーにとっては、ダイレクトに利益を削る形になります。特にアメリカ宛の場合、関税に加えて送料まで上がると、まさにダブルパンチです。僕らが目指すべきは「売れない」状態ではなく、「儲からない」状態を避けること。この値上げは、後者のリスクを大きく高める要因になるんです。

うちのケースでも、利益率が数パーセント違うだけで、事業全体の収益性が大きく変わってきます。日々の積み重ねで、この数パーセントをいかに確保するかが、越境ECでは本当に重要だと感じていますね。

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他の配送業者も追随するのか?

残念ながら、他の配送業者もDHLに追随する可能性は非常に高いと僕は見ています。FedExやUPS、そして日本郵便などの主要な国際配送業者も、DHLと共通のコスト構造を抱えているからです。

特に、先ほどお話ししたアメリカ向けの関税処理の増加は、どの配送業者にとっても共通の負担です。この業務量と人件費の増加は避けられないコストなんですよね。僕が聞いている情報だと、早ければ10月や11月にも、他社が値上げを検討しているという声も耳にします。この状況は、業界全体で進むトレンドだと捉えるべきでしょう。

越境ECセラーが今すぐ取るべき具体的な対策

では、僕ら越境ECセラーは、この状況に対してどう対処していけばいいのでしょうか。いくつかの具体的な対策を考えてみました。

1. 送料込み表示への切り替えを検討する

送料を別途請求するのではなく、商品価格に送料を含めた「送料込み表示」に切り替えることを検討してみてください。心理的に顧客は送料込みの方が購入しやすい傾向がありますし、値上げ分を価格に転嫁しやすくなります。ただし、競合との価格比較には注意が必要ですね。

2. 配送方法別の利益率を再計算する

今使っているすべての配送方法について、改めて利益率を詳細に計算し直すことが重要です。どの配送方法が、どの地域への配送で、どれくらいの利益を確保できるのかを正確に把握することで、無駄なコストを削減できる可能性があります。うちでも定期的にこの計算は行っています。

3. 商品単価・数量を上げて利益率をカバーする

一つの商品の利益が減るなら、商品単価を上げるか、一度に購入される数量を増やすことで、全体の利益率をカバーする方法もあります。例えば、関連商品をセット販売したり、高単価な商品ラインナップを強化したりするのも有効な戦略だと思います。

4. アメリカ依存度を下げる

アメリカ市場は非常に大きいですが、今回の関税や送料の問題を考えると、アメリカ一辺倒のリスクは高まっています。カナダやオーストラリア、ヨーロッパなど、他の有望な市場への展開を強化し、リスクを分散することも検討すべきです。僕も、常に新しい市場の可能性を探っていますよ。

5. SpeedPAKなどeBay公式配送との比較もしておく

eBayで販売しているセラーであれば、SpeedPAKのようなeBay公式配送サービスとの比較も忘れずに行いましょう。これらのサービスは、eBayが大量の荷物を扱うことでコストメリットを出している場合があるので、DHLやFedExと比較して、どちらがよりコスト効率が良いかを検証する価値は十分にあります。条件によっては、公式配送の方が有利なケースも出てくるはずです。

今回のDHLの値上げは、越境ECを取り巻く環境が常に変化していることを改めて教えてくれる出来事だと感じています。僕らは、こうした変化に柔軟に対応し、常に最適な戦略を模索していく必要がありますね。変化を恐れず、むしろチャンスと捉えて、一緒に乗り越えていきましょう。

FAQ

Q.DHLの送料値上げはいつからですか?
DHLは2023年9月から、送料を一律3%値上げすると発表しています。これは越境ECセラーに直接的な影響を与える動きです。
Q.なぜDHLは送料を値上げするのですか?
主な理由は、トランプ関税による通関処理の複雑化、世界的なインフレと人件費の上昇、そして年末の物流ピークに備えた先行的な価格調整が挙げられます。
Q.3%の値上げはどれくらい影響しますか?
例えば送料30ドルの場合、約0.9ドルの値上がりとなり、特に利益率の低い商品やアメリカ向け配送では、利益を大きく圧迫する可能性があります。
Q.他の配送業者も値上げする可能性はありますか?
はい、FedExやUPS、日本郵便などもDHLと共通のコスト構造を抱えているため、追随して値上げする可能性が高いと見られています。早ければ10月〜11月にも動きがあるかもしれません。
Q.越境ECセラーが今すぐできる対策は何ですか?
送料込み表示の検討、配送方法別の利益率再計算、商品単価・数量を上げて利益率をカバー、アメリカ依存度の低減、eBay公式配送(SpeedPAKなど)との比較検討が挙げられます。
Q.トランプ関税とは何ですか?
トランプ政権時代に導入された関税政策で、特に米国向けの輸入品に対する税金や通関手続きが複雑化し、配送業者の業務量増加やコスト上昇の原因となっています。

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