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2026.07.13越境ECEU規制eBay

EUが越境ECに本気の規制。日本セラーが今、考えるべき「信頼」の価値

EUが輸入商品の75%を規則違反と認定し、越境EC市場に大きな変化の波が来ています。TemuやSHEINへの規制強化は、日本のeBayセラーにも無関係ではありません。JP.Company代表の荒木淳平が、今後の越境ECで生き残るための戦略を語ります。

CHAPTERS

  • 00:00オープニングトーク
  • 00:30何が起きたのか?EU輸入商品の75%が規則違反
  • 02:15なぜEUはここまで厳しくなったのか?超低価格ECの台頭
  • 04:00日本のeBayセラーにも関係ある?今後起こりうる変化
  • 06:10eBay視点だと“追い風”な部分もある?信頼性の価値
  • 08:00今後どうなるのか?「安さ」から「信頼性」へのシフト
  • 10:00まとめ

今、越境ECの世界で非常に大きな変化が起きています。EUが輸入商品に対して本格的な規制を強化しているというニュース、皆さんも目にされたかもしれませんね。特に衝撃的だったのが、「輸入商品の75%がEU規則に違反している」というフランス当局の調査結果です。さらにそのうち46%は「危険商品」とまで認定されている。これはもう、一時的な問題というよりは、越境EC全体のルールが大きく変わる前触れだと僕は捉えています。

EUで何が起きているのか?輸入商品の75%が規則違反という衝撃

まず、具体的に何があったかというと、フランス当局が海外の7つのECプラットフォームから600点以上の商品を検査した結果、75%がEU規則を満たしていなかったという発表がありました。そのうちの半分近くが「危険商品」と判断されたわけですから、これは看過できないレベルですよね。

僕らが普段扱っているようなラグジュアリーリユース品とは違う、ノーブランドの電化製品や子供向け商品、アクセサリー、衣類などが主な問題対象だったようです。例えば、電化製品なら感電や火災のリスク、子供向け商品なら誤飲の危険性、アクセサリーなら化学物質の基準超過といった具体的な問題が指摘されています。当局はこれを「例外ではなくビジネスモデルの問題だ」とかなり強い言葉で表現しているんです。

EC・オンライン物販EC・オンライン物販

なぜEUは、今これほどまでに規制を厳格化しているのか?

EUがここまで厳しくなった背景には、Temu(ティームー)やSHEIN(シーイン)、AliExpress(アリエクスプレス)といった超低価格を武器にする海外ECプラットフォームの台頭があります。彼らは圧倒的な安さで市場を席巻しているわけですが、EU側から見ると、「安すぎる海外商品がEU市場を壊している」という危機感が募っているんだと思うんです。

さらに「小口輸入免税」という制度も問題視されています。一定額以下の輸入商品には関税がかからない仕組みがあるんですが、これを悪用して大量の商品を小口に分けて輸入するケースも指摘されていて、EU域内の企業からすれば不公平感があったわけです。つまり今回の規制強化は、単なる安全性の問題だけではなく、価格競争の歪み、EU企業の保護、そして市場のルールを誰が主導するのか、という戦いの側面も大きいと考えています。EUは今、「安さ優先」から「安全性・責任重視」へと、明確に舵を切り始めているんです。

真贋・コンディションのチェック真贋・コンディションのチェック

日本のeBayセラーは無関係ではない。今後起こりうる変化とは?

「これは一部の超低価格ECの話で、日本のeBayセラーには関係ないんじゃないか?」って思われるかもしれません。でも、僕はかなり関係あると思っています。今後、EU向けに商品を販売する際には、「ちゃんとした商品である」ことを証明できないと、かなり厳しくなる可能性があるからです。

具体的に起こりうると予測されるのは、商品チェックの強化、CEマーク(EU加盟国の基準適合マーク)の確認義務化、バッテリーや化学物質に関する規制の厳格化、最悪の場合は通関停止や返品増加といった事態も考えられます。僕らが扱っている商品が直接的なターゲットでなくても、市場全体の空気感やプラットフォームの対応が変われば、無関係ではいられません。EUは今後、「どこ製か」よりも「EU基準を満たしているか」をより重視するようになるでしょう。特にノーブランドの家電や格安雑貨、出所の不明確な商品は、これまで以上にリスクが高まる可能性があります。

信頼性が問われる時代。eBayセラーにとっての「追い風」とは?

ただ、この規制強化は、日本のeBayセラーにとって必ずしも逆風ばかりではありません。むしろ、追い風になる部分も十分にあると僕は見ています。なぜなら、eBayは「安さだけ」で戦うマーケットではないからです。eBayでは、セラーの信頼性、実績、評価、そして商品のコレクション性や中古品の価値が非常に重要視されます。

EUが「怪しい格安商品」を厳しく取り締まるようになればなるほど、「ちゃんとしたセラー」の価値は相対的に上がっていくはずです。特に日本のセラーは、「日本品質」というブランド力を持っていますし、中古品であっても丁寧に扱われ、真贋に対する意識も高い。一点物のコレクション品や、保証された品質の日本製商品は、今後さらに評価される可能性を秘めていると思います。これからの越境ECは、「何を売るか」だけでなく、「どれだけ安心して買ってもらえるか」が勝負の分かれ目になっていくでしょう。

越境ECの未来:「安さ」から「信頼性」へ、パラダイムシフトの時代

今後、越境ECは「厳しくなる前提」でリスクヘッジをしていく時代になると、僕は考えています。EUで起こりうる変化としては、輸入検査のさらなる強化、関税制度の見直し、販売者やプラットフォームの責任拡大、危険商品の即時削除、さらにはAIによる商品監視なども導入されるかもしれません。

現在、EUはTemu、SHEIN、AliExpressなどを実際に調査中で、もし違反が認定されれば「世界売上の最大6%」という巨額の制裁金を科す可能性もあると言われています。これはもう、単なる警告ではなく、本気の規制です。だからこそ、今後は「安ければ売れる」という時代ではなく、「安全性や信頼性をきちんと証明できるか」が問われるようになります。僕らeBayセラーも、取り扱い商品の見直し、危険商材の回避、商品説明の強化、そして商品の出所管理など、「規制がある前提」でビジネスを動かしていく必要があるんです。この変化をチャンスと捉え、信頼性の高いビジネスモデルを確立することが、これからの越境ECで生き残るための鍵になると思いますね。

FAQ

Q.EUが輸入商品に対してどのような規制強化を行っていますか?
フランス当局の調査で輸入商品の75%がEU規則違反、46%が危険商品と認定されました。これを受け、EUは超低価格ECプラットフォームを対象に、安全性・責任を重視した本格的な規制強化を進めています。
Q.なぜEUは規制を厳格化しているのですか?
TemuやSHEINなどの超低価格ECがEU市場を破壊しているという危機感や、「小口輸入免税」による不公平感が背景にあります。安全性だけでなく、EU企業の保護や市場ルールの主導権を巡る動きでもあります。
Q.日本のeBayセラーもこの規制の影響を受けますか?
はい、無関係ではありません。今後はEU向けに商品を販売する際、「ちゃんとした商品である」ことの証明がより求められるようになり、商品チェックの強化や通関停止などのリスクが高まる可能性があります。
Q.具体的にどのような商品が危険とみなされる可能性が高いですか?
ノーブランドの電化製品、子供向け商品、アクセサリー、衣類、格安雑貨など、安全性や品質基準が不明確な商品が主な対象です。特に感電・火災リスク、誤飲危険、化学物質超過などが指摘されています。
Q.eBayセラーにとって、この規制強化は追い風にもなりますか?
はい、十分追い風になり得ます。eBayは「安さだけ」でなく、セラーの信頼性や商品の品質、コレクション性が重視される市場です。EUが怪しい商品を締め付けるほど、日本品質や真贋が明確な商品の価値は高まります。
Q.今後、越境ECビジネスで成功するために何が必要ですか?
「厳しくなる前提」でリスクヘッジをすることが重要です。取り扱い商品の見直し、危険商材の回避、商品説明の強化、出所管理など、「安全性と信頼性」を証明できるビジネスモデルの確立が鍵となります。

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