MONOSHARE
2026.08.20越境ECeBayEU規制

EUが輸入商品の75%を「違反」と認定…越境ECの常識が変わる未来とは?

EUが輸入商品の75%を規則違反、46%を危険商品と認定。TemuやSHEINへの規制強化が越境EC全体に与える影響と、日本のeBayセラーが取るべき戦略を解説します。

CHAPTERS

  • 00:00何が起きたのか?
  • 00:00なぜEUはここまで厳しくなったのか?
  • 00:00これ、eBayセラーにも関係ある?
  • 00:00eBay視点だと“追い風”な部分もある?
  • 00:00今後どうなるのか?

EUで「輸入商品の75%が規則違反」というニュース、皆さんご存知でしょうか?しかもそのうち46%は「危険商品」とまで認定されている。これは、僕らが越境EC(クロスボーダーEC)をやっていく上で、かなり大きなターニングポイントになるんじゃないかと思ってます。

正直、当初は「一部のプラットフォームの話でしょ?」って思う人もいるかもしれません。でも、この動きは単なる個別規制に留まらず、越境EC全体のルール変更につながる可能性を秘めているんですよ。今日は、このEUの動きが僕たちのビジネスにどう影響し、どう対応していくべきか、僕自身の経験も交えながらお話ししたいと思います。

EUで何が起きているのか?輸入商品の75%が規則違反という衝撃

まず、今回EUで何が起きたのかというと、フランス当局が海外のECプラットフォームから輸入された商品を大々的に調査したんです。具体的には、7つの海外ECプラットフォームから600商品以上を検査した結果、実に75%がEUの規則に違反していることが判明しました。

さらに驚くべきことに、そのうち46%は「危険商品」と判定されたんですよ。うちで取り扱っているようなラグジュアリーリユース品とは少し離れたジャンルですが、僕もこの数字には正直驚きました。

問題になったのは、電化製品なら感電や火災のリスク、子供向け商品では誤飲の危険性、アクセサリーからは化学物質の過剰検出、衣類ではEU基準を満たさない素材の使用など、多岐にわたります。当局は「これは例外的なケースではなく、ビジネスモデルそのものが抱える問題だ」とかなり強い表現を使っているんです。つまり、構造的な欠陥だと見ているわけですね。

EC・オンライン物販EC・オンライン物販

なぜEUはここまで規制を強化するのか?その背景にある狙い

では、なぜEUはここまで厳しくなったのか。その背景には、近年急速に市場を拡大しているTemu、SHEIN、AliExpressといった超低価格戦略をとるECプラットフォームの存在があります。

EU側は、これらの「安すぎる海外商品がEU市場を壊している」という危機感を強く持っているんです。僕らも現場で感じていますが、あまりに価格が安いと、品質や安全性、そして環境への配慮がどこまでされているのか、疑問に思うことも少なくありません。さらに、少額輸入に対しては関税が免除される「小口輸入免税」が適用されるケースも多く、EU域内の企業からすれば「不公平だ」という声が上がっていたのも事実です。

だからこれは単なる安全問題だけじゃないんです。価格破壊、EU域内企業の保護、そしてグローバルな市場ルールにおける主導権争いという、複数の側面が絡み合っている。EUは今、「安さ優先」から「安全性・責任重視」へと、明確に市場のルールを変えようとしている、と僕は見ています。

経営・チーム経営・チーム

日本のeBayセラーは無関係ではない?今後起こりうる具体的な影響

「でも、それってTemuとかSHEINの話でしょ?日本のeBayセラーには関係ないんじゃない?」って思うかもしれません。正直に言うと、かなり関係あると僕は考えています。特に今後は、「ちゃんとしてるか」を客観的に証明できない商品は、より厳しくなる可能性がありますね。

今後あり得る具体的な影響としては、例えば、EU向けの商品のチェック強化が挙げられます。特に電化製品などにはCEマーク(欧州連合域内で販売される製品に義務付けられる安全基準適合マーク)の確認が厳しくなるでしょうし、バッテリーや化学物質に関する規制も強化されるはずです。通関で止められたり、返品が増えたりするケースも出てくるかもしれません。

僕らが扱っているような中古品でも、ノーブランドの家電や格安雑貨、出所が不明確な商品などは、リスクが高まる可能性があります。逆に、僕らが扱うような日本製の商品や、品質保証がしっかりしているもの、真贋が明確な一点物のリユース品などは、その価値がより評価されるようになるんじゃないかな、と期待もしています。

規制強化はeBayセラーにとって追い風にもなる?その理由

実はこのEUの規制強化、eBayでビジネスを展開する僕たちにとっては、追い風になる可能性も十分にあると見ています。なぜなら、eBayはそもそも「安さだけ」で戦う市場じゃないからです。

eBayは、セラーの信頼、これまでの実績、購入者からの評価が非常に重要視されるマーケットです。さらに、コレクション性の高い商品や、中古品ならではの価値で勝負するプラットフォームですよね。僕自身、長年eBayでビジネスをしてきて、この「信頼」の積み重ねがいかに重要かを痛感しています。

EUが“怪しい格安商品”を締め付けるようになればなるほど、「ちゃんとしたセラー」の価値は相対的に上がっていくはずです。特に日本のセラーは、「日本品質」への信頼、独自の「中古文化」、そして「真贋意識」の高さという点で、非常に相性が良い。今後は「何を売るか」だけでなく、「どれだけ安心して買えるか」が、買い手にとっての重要な判断基準になっていくでしょう。

越境ECの未来はどう変わる?「安さ」から「信頼性」へ

今後、越境ECの世界はどう変わっていくのか。僕の予想としては、これからは**「厳しくなる前提」でリスクヘッジしていく時代**になると思っています。特にEUでは、輸入検査のさらなる強化、関税制度の変更、そして販売者だけでなくプラットフォームにも責任を求める「販売責任強化」や「プラットフォーム責任拡大」といった動きが加速するでしょう。

危険と判断された商品は即座に削除されるでしょうし、AIによる商品監視なども導入されていく可能性もあります。現在、EUはTemu、SHEIN、AliExpressなどを実際に調査中で、もし違反が認定されれば「世界売上の最大6%」という巨額の制裁金が科される可能性もあるんです。これは、EUが本気で市場を変えようとしている、という強いメッセージだと受け止めるべきです。

だからこそ、僕たちeBayセラーも、ただ「安く売る」だけでは生き残りが難しくなる。これからは**「安全性や信頼性をどれだけ証明できるか」**が問われる時代になっていくでしょう。取り扱い商品の見直し、危険商材の回避、商品説明の強化、そして出所の管理など、「規制される前提」で動いていく必要があると、僕は考えています。

僕らのビジネスも、日本の「質の高さ」や「信頼性」を武器に、今後も越境ECの新しい時代を切り拓いていきたいですね。

FAQ

Q.EUで輸入商品の75%が規則違反とされた原因は何ですか?
フランス当局が7つの海外ECから600商品以上を検査した結果、電化製品の安全基準不適合、子供向け商品の誤飲危険、化学物質の過剰検出などが判明しました。当局はこれを「ビジネスモデルの問題」と指摘しています。
Q.なぜEUは海外ECプラットフォームへの規制を強化しているのですか?
TemuやSHEINなどの超低価格ECによる市場の価格破壊、小口輸入免税による不公平感、そしてEU域内企業の保護が主な理由です。EUは「安さ優先」から「安全性・責任重視」へと市場ルールを変えようとしています。
Q.このEUの規制強化は日本のeBayセラーにも影響がありますか?
はい、関係あります。今後は商品のチェック強化、CEマーク確認の厳格化、バッテリー・化学物質規制、通関停止、返品増加などが予想されます。「ちゃんとしてるか」を証明できない商品は厳しくなる可能性があります。
Q.どのような商品が今後リスクが高まりますか?
ノーブランド家電、格安雑貨、出所が不明確な商品、EUの安全基準や化学物質規制を満たさない商品などがリスクが高まる可能性があります。
Q.EUの規制強化はeBayセラーにとって追い風になる可能性もありますか?
はい、あります。eBayは信頼や実績、品質で勝負する市場なので、怪しい格安商品が排除されることで、「ちゃんとしたセラー」の価値が上がります。日本品質や真贋明確な中古品は評価されやすくなるでしょう。
Q.越境ECは今後どのように変化していくと予想されますか?
「厳しくなる前提」でのリスクヘッジが重要になります。輸入検査強化、関税変更、販売責任・プラットフォーム責任の拡大、AIによる商品監視などが進み、「安さ」ではなく「安全性・信頼性を証明できるか」が問われる時代になるでしょう。
Q.eBayセラーが今後取るべき具体的な対策は何ですか?
取り扱い商品の見直し、危険商材の回避、商品説明の強化、出所の管理を徹底することです。EUの規制を前提として、安全性と信頼性を確保するビジネスモデルへの転換が求められます。

関連クエリ:

EU 越境EC 規制eBay EU 規制 影響Temu SHEIN 規制越境EC 今後荒木淳平 コラム越境EC 安全性日本製品 越境ECCEマーク 越境EC

CONTACT / VIEW SERVICES

SHARING JAPAN'S FINEST
WITH THE WORLD.

ご質問・お問い合わせがございましたら、お気軽にお問い合わせください。