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2026.06.09越境ECSNSマーケティングソーシャルリクルーティング

越境EC経営者が語る、SNSがビジネスに必須な理由と日本・海外の活用術

越境ECを手掛けるJP.Company代表の荒木淳平が、販売・求人におけるSNSの重要性と、日本と海外のSNS活用法の決定的な違いを解説。

プラットフォームの力は確かに強力ですけど、それにだけ依存するのは正直、危険だと感じています。これからのビジネスは、SNSを使った「ディスカバリー・コマース」が主流になっていくんじゃないかと、僕は強く思っていますね。

SNSがビジネスの「販売」を変える?ディスカバリー・コマースの衝撃

「物が売れる」仕組み自体が大きく変わってきているんです。昔は、何か欲しいものがあったら、まずGoogleで検索して、比較検討して買うのが一般的でしたよね。でも、ここ数年でこの流れが劇的に変化しました。

今の消費者は、InstagramやTikTokをぼーっと眺めている時に、たまたま流れてきた動画を見て「これ、いいな」と感じ、その場で欲しくなって購入するというパターンが増えているんですよ。これが「ディスカバリー・コマース」(※ユーザーが能動的に検索するのではなく、コンテンツとの偶然の出会いから購買に至る形式)の考え方です。検索エンジンからSNSへと、欲しいものの作られ方がシフトしている、ということですね。

モノが溢れている現代において、商品のスペックだけではなかなか差別化が難しいのが現実です。それよりも、「この社長の考え方が好き!」「このお店の裏側を応援したい!」といった、SNSを通じた「ファン化」が、最強の販売促進ツールになると僕は考えています。うちの越境ECでも、商品そのものだけでなく、ブランドのストーリーや僕自身のメッセージをSNSで発信することで、海外のバイヤーさんから直接問い合わせが来るケースが増えました。単なる商品以上の「誰から買うか」という価値が、今は一番重要なんですよね。

「求人媒体はオワコン」は本当か?採用の主戦場がSNSへ移る理由

販売だけでなく、実は「求人」の分野でもSNSの存在感は圧倒的です。ハローワークや一般的な求人サイトに高いお金を払ってテキスト情報を載せるだけでは、今の優秀な若手人材はほとんど見向きもしてくれない、というのが僕の実感です。

今の20代〜30代の求職者は、求人票を見た後、必ずと言っていいほどその企業のInstagramやTikTok、YouTubeを検索するんですよ。そこで「どんな社長や社員がいるのか」「職場の雰囲気はどうなのか」といった、リアルな動画や投稿を確認してから、初めて応募ボタンを押すんです。僕自身も採用活動をしていて、この傾向は肌で感じていますね。会社の「顔」が見えないと、なかなか応募に繋がらないのが現状だと思います。

だからこそ、「ソーシャルリクルーティング」(※SNSを活用した採用活動)が圧倒的なコスパを発揮します。日頃からSNSで社内の様子や僕自身の考え方を発信しておけば、「この会社で働きたい!」という価値観の合う人が直接DMで応募してきてくれるんです。何百万円も求人媒体に払う必要がなくなる上に、入社後のミスマッチも劇的に減るという、まさに最強の採用戦略だと僕は考えています。実際にうちでも、SNS経由で入社してくれたメンバーは、入社後の定着率が非常に高いんですよ。

越境ECで成功するために知るべき、日本と海外のSNS活用術の違い

SNSがここまで万能なツールだとお話ししてきましたけど、越境ECで世界を相手にするなら、日本と海外の「SNSの使い方の違い」を絶対に知っておかないといけないんです。ここが、ビジネスの成否を分けるポイントだと僕は思います。

日本の場合、X(旧Twitter)に代表されるように、「匿名」でアカウントを作り、自分の顔を出さずに情報を集めたり、趣味のコミュニティで楽しむ傾向が非常に強いですよね。どちらかというと、情報収集や受け身の姿勢でSNSを使う人が多い印象です。自分を前面に出すことには抵抗がある、という人も少なくないんじゃないでしょうか。

一方、海外ではLinkedInやFacebook、Instagramでも「実名・顔出し」が基本です。個人が「私はこういうスキルがある!」「私はこんなビジネスをしている!」と強烈に自己ブランディングし、SNS上で直接ビジネスの商談や販売を行うのが当たり前なんですよ。まさに、SNSがビジネスのプラットフォームとして機能している、という感じです。僕も海外のビジネスパートナーとやり取りする際、最初はSNSでコンタクトを取ることがほとんどですね。

だから、海外のバイヤーに向けて商売をするなら、日本的な「隠れるSNS」の使い方ではなく、「自分が何者で、どんな思いで商品を届けているか」を堂々と発信する「海外型SNS」の使い方にシフトしていく必要があるんです。顔の見えるビジネスこそが、グローバル市場で信頼を勝ち取り、成功するための鍵だと僕は信じています。

FAQ

Q.ディスカバリー・コマースとは何ですか?
ディスカバリー・コマースとは、消費者が特定の意図なくSNSなどを閲覧中に偶然商品を発見し、購買に至る購買行動を指します。検索ではなく「発見」が購入のきっかけとなるのが特徴です。
Q.なぜSNSで「ファン化」が重要なのでしょうか?
モノが溢れる時代において、商品のスペックだけでは差別化が困難だからです。SNSを通じてブランドや経営者のストーリーに共感し、「この人から買いたい」という感情が、最強の販売促進ツールとなります。
Q.ソーシャルリクルーティングのメリットは何ですか?
高額な求人媒体費用を削減できるだけでなく、SNSで企業のリアルな情報を発信することで、価値観の合う人材が直接応募してくるため、入社後のミスマッチを大幅に減らせる点が大きなメリットです。
Q.日本のSNSと海外のSNSでは使い方がどう違いますか?
日本では匿名性や情報収集が中心ですが、海外では実名・顔出しで自己ブランディングを行い、ビジネスの商談や販売を直接行うのが一般的です。海外ではSNSがビジネスプラットフォームとしてより強く機能しています。
Q.越境ECで成功するためにSNSで何をすべきですか?
海外のSNS文化に合わせて、実名・顔出しで「自分が何者で、どんな思いで商品を届けているか」を堂々と発信し、顔の見えるビジネスを構築することが、信頼獲得と成功の鍵となります。

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