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2026.06.21越境ECSNSマーケティングTikTok

TikTok禁止がもたらすSNSの地殻変動。越境EC経営者が見る「小紅書(RED)」の可能性とリスク

米国でのTikTok禁止が現実味を帯びる中、越境EC経営者・荒木淳平が「中国版インスタ」小紅書(RED)の台頭とその戦略的意味、クリエイター・セラーが取るべき分散戦略を解説します。

最近、アメリカでTikTokが禁止されるかもしれないという話が持ち上がっていますよね。この動き、単なるニュースじゃなくて、SNSの勢力図を大きく変える「地殻変動」の始まりだと、僕は見ています。特に僕ら越境ECをやる人間にとっては、集客チャネルの再編に直結する重要な話なんですよ。そして、この流れの中で注目を集めているのが、「中国版インスタグラム」とも呼ばれる小紅書(RED)です。今回は、TikTok禁止の背景から、小紅書の正体、そして僕らセラーやクリエイターがどう動くべきかについて、僕の視点からお話ししたいと思います。

なぜ今、米国でTikTok禁止が現実味を帯びているのか?

米国でTikTokの禁止が現実味を帯びている最大の理由は、「国家安全保障」への懸念です。米国政府は、TikTokを運営する中国企業ByteDance(バイトダンス)がユーザーデータを中国政府に提供する可能性や、情報操作に使われるリスクを問題視しているんですよね。

実際、2025年に入ってから、米国事業を売却するか、米国企業に分離しない限り、国内での利用を禁止するという動きが一気に加速しました。これを受けて、すでに多くの米国ユーザーの間では「TikTok難民」という言葉が広がり始めています。僕ら越境EC事業者としても、主要な集客チャネルの一つであるTikTokが使えなくなるとなると、代替手段を真剣に考える必要が出てくるわけです。

「中国版インスタ」小紅書(RED)とは何者なのか?

じゃあ、その「小紅書(RED)」って具体的にどんなSNSなのかというと、一言で表すなら「Instagram × Pinterest × EC」を融合したようなプラットフォームだと僕は感じています。中国発のソーシャル+ショッピングアプリで、ユーザーは写真や動画を使って、自分の体験談や商品のレビューを投稿するのが中心なんですよ。

特に、ライフスタイル、コスメ、ファッションといった領域に強くて、若い女性ユーザーを中心に世界で3億人以上が利用していると言われています。もともとは写真投稿がメインでしたが、ここ最近は短尺動画の投稿も増えていて、ますますSNSとしての色が濃くなっている印象ですね。僕ら越境ECの視点から見ると、ユーザーの購買意欲に直結する情報が豊富に詰まっている、非常に魅力的なプラットフォームだと感じています。うちでも、中国市場をターゲットにする際は小紅書での情報発信を強く意識してきましたから、その影響力は肌で感じています。

なぜ今、小紅書がアメリカで注目されているのか?

中国のSNSがアメリカで流行るのか、疑問に思う人もいるかもしれません。でも、実はもう、その兆しは明確に出ているんですよ。TikTok規制の流れを受けて、多くの米国ユーザーが小紅書に大量に流入しているんです。

つい先日も、App Storeのダウンロードランキングで小紅書が上位にランクインしたというニュースを見ました。ユーザー自身が「TikTok難民」と名乗り、積極的に小紅書に活動の場を移しているんですよね。さらに驚くべきは、まだ英語UI(ユーザーインターフェース)が完全に整備されていないにもかかわらず、翻訳ツールを使いながら利用している人が多いということ。これは、動画だけじゃなく、より詳細な「情報」を求める層と小紅書が相性が良い証拠じゃないかと思っています。僕の周りの米国のビジネスパートナーたちも、この動きにはかなり注目していますよ。

TikTokと小紅書(RED)は何が違うのか?

TikTokの代わりになるのか、という問いに対しては、完全に同じ役割を果たすわけではない、というのが僕の考えです。両者はかなり役割が違うんですよね。

TikTokは、エンタメに特化していて、アルゴリズムが主導するショート動画が中心です。ユーザーは次々と流れてくる動画を受動的に楽しむ傾向が強い。一方、小紅書は、ユーザーが能動的に「調べる」「選ぶ」という行動を促すSNSだと感じています。体験談やレビュー、ライフスタイル提案が重視されていて、SNSから購買までの距離が非常に近いんです。うちの事業でも、お客様が何か商品を探すとき、YouTubeやInstagramだけでなく、小紅書のような「情報がまとまったSNS」で調べる傾向が強まっているのを肌で感じています。特にラグジュアリーリユース品のように、商品の背景や状態を詳しく知りたいニーズがある商材とは相性がいいんじゃないかと思っています。

米中SNS競争の“戦略的な意味”とは?

今回のTikTok禁止の動きや小紅書の台頭は、単なる流行りというより、米中間のSNS覇権争いというかなり戦略的な意味合いを持っていると僕は見ています。

米国側からすれば、TikTokの禁止は、中国IT企業への規制強化の象徴的な動きですよね。ただ、ユーザーは「中国製かどうか」よりも、結局は「利便性」を重視する傾向があります。一方、中国SNS側からすれば、海外ユーザーの流入はグローバル展開への大きな足がかりになります。もし小紅書が米国で成功すれば、現在のSNS勢力図が大きく変わる可能性も秘めているわけです。国際的なビジネスをしている僕としては、このあたりの地政学的な動きも常に意識するようにしています。ビジネスのトレンドは、こうした大きな流れの中で生まれることが多いですからね。

小紅書(RED)が抱えるリスクと問題点

もちろん、小紅書に可能性を感じる一方で、リスクや問題点も冷静に見る必要があると思っています。新しいプラットフォームには常に不確実性がつきものですよね。

例えば、将来的に「外国支配アプリ」として、米国政府から小紅書も規制対象になる可能性はゼロではありません。プライバシーやデータ管理に関する懸念、あるいは政治的・社会的なテーマに関する検閲や制限が指摘されることもあります。また、TikTokのように爆発的な成長を遂げたからといって、小紅書が「次のTikTok」になる保証はどこにもないんです。僕ら自身、過去に新しいプラットフォームに多額の投資をして、期待通りの結果が得られなかったケースも経験していますから、常にこうしたリスクを頭に入れておくべきだと僕は考えています。

SNSの未来とクリエイター・セラーの「分散戦略」

じゃあ、僕らクリエイターや越境ECセラーはどうすればいいのか、という話になりますよね。僕が今一番重要だと考えているのは、「一極集中を避ける」という分散戦略です。

TikTok禁止の動きは、確かに大きなリスクですが、見方を変えれば新しいチャンスでもあります。小紅書は非常に有望なプラットフォームの一つですが、決して万能ではありません。これからは、YouTube、Instagram、そしてECサイトとの連携をより強固にしていくことが求められるでしょう。どこで集客して、どこで売るか、という導線を複数持っておく時代になったと僕は感じています。一つのプラットフォームに依存するのではなく、それぞれの特性を活かして、柔軟に戦略を立てていくことが、これからのSNS時代を生き抜く鍵になるはずです。

今回のTikTok禁止をきっかけに、SNS市場は大きな転換点を迎えることになります。小紅書が“次の受け皿”として注目されていますが、規制やリスクも常に隣り合わせです。だからこそ、クリエイターもセラーも「分散戦略」を意識して、柔軟に対応していくことが生き残りの鍵になるだろうと、僕は確信しています。

FAQ

Q.米国でのTikTok禁止はなぜ現実味を帯びているのですか?
米国政府がTikTokのデータ管理や情報操作への懸念から、国家安全保障上のリスクを問題視しているためです。2025年には売却・分離が義務付けられる可能性が出ています。
Q.小紅書(RED)とはどのようなSNSですか?
「Instagram × Pinterest × EC」を融合したような中国発のアプリです。写真や動画で体験談やレビューを共有し、ライフスタイルやファッション、コスメ分野に強いのが特徴ですね。
Q.小紅書が米国で注目されている理由は何ですか?
TikTokの規制強化を受け、多くの米国ユーザーが代替プラットフォームとして小紅書に流入しているためです。App Storeで上位にランクインする動きも見られます。
Q.TikTokと小紅書(RED)の主な違いは何ですか?
TikTokはエンタメ特化のショート動画が中心なのに対し、小紅書は体験談やレビュー重視で、ユーザーが能動的に「調べる」「選ぶ」目的で利用する傾向が強いです。
Q.小紅書を利用する上でのリスクはありますか?
将来的に米国政府から規制対象となる可能性、プライバシーやデータ管理への懸念、政治的検閲のリスクなどが考えられます。
Q.クリエイターやセラーは今後どのような戦略を取るべきですか?
一つのプラットフォームに依存せず、YouTubeやInstagram、ECサイトなど複数のチャネルを連携させる「分散戦略」が重要です。集客と販売を分けて考える視点も必要です。

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