無在庫転売は「パクリ」じゃない? 越境ECで年商70億の僕が転売を歓迎する理由
越境ECで年商70億円を達成したJP.Company代表の荒木淳平が、無在庫転売に対する独自の視点を語ります。なぜ彼は転売を「販売力の証」と捉え、むしろ歓迎するのか。その理由と、日本の転売文化への考察を深掘りします。
CHAPTERS
- 00:00無在庫転売を歓迎する僕の考え方
- 00:30無在庫転売の仕組みと一般的な誤解
- 01:45転売ヤーは販売力のプロ、拍手する理由
- 03:10企業が転売を嫌う理由とブランディング
- 04:30転売に対する日本の感情と「妬み」
- 06:00転売は「商売の原点」、その本質
僕は、うちの商品を転売してもらうことをむしろ歓迎するタイプなんです。多くの企業や個人が「パクリだ」「不愉快だ」と感じる無在庫転売に対して、僕自身は昔から「そういうものだ」と捉えてきました。なぜ僕がそう考えるのか、今回はその理由についてお話ししたいと思います。
「無在庫転売」はなぜ誤解されがちなのか?
まず、一般的な無在庫転売の仕組みについて、改めて確認しておきましょう。これは、例えばメルカリやヤフオクに出品されている商品の画像や説明文を拝借して、AmazonやeBayなど別のプラットフォームに、より高い価格で出品する手法です。実際に売れてから仕入れを行い、その差額で利益を得るという形ですね。
このやり方に対して、「勝手に画像を使われた」「高く転売されて悔しい」といったネガティブな感情を抱く人が多いのは、僕も理解できます。特に日本では、「転売ヤー」という言葉に悪いイメージがつきまとっていることも大きいんじゃないかと思うんですよね。
EC・オンライン物販
転売ヤーは「販売力のプロ」、僕が拍手する理由
正直なところ、僕は転売ヤーに対して、むしろ拍手を送りたい気持ちなんです。なぜかというと、彼らは自分よりも高い価格で商品を売るわけじゃないですか。その時点で、僕たち出品者よりも「販売力がある」という証拠だと思うんですよね。
たとえば、僕が5,000円の価値だと思っていた商品が、転売ヤーによって1万円で売れる。これは、その商品に1万円で売れるポテンシャルがあったということですよね。僕自身がそのポテンシャルを最大限に引き出せていなかっただけで、誰かがその価値を見つけてくれたわけです。これって、自分たちの「伸びしろ」を教えてもらっているようなものじゃないですか。だから、悔しいとか怒るよりも、「すごいな、ありがとう」って嬉しくなっちゃうんです。
実際にうちの商品もよく海外で転売されてるんですけど、お客さんから「転売していいですか?」って聞かれることもあって、僕は「いいですよ」って答えています。僕らが知らない売り先や、たどり着けない市場まで届けてくれるわけですから、会社としては損をするどころか、むしろありがたいことだと思っています。
経営・チーム
なぜ多くの企業は転売を嫌うのか?ブランディングとルールの壁
もちろん、企業が転売を嫌がる理由も理解できます。特に自社でブランディングを確立しているオリジナル商品や、価格統一を重視するメーカーさんの場合は、無秩序な転売によってブランドイメージが損なわれたり、価格競争が起きたりするリスクがありますよね。そういったケースでは、透かし(ウォーターマーク)を入れたり、転売対策を講じるのは当然の戦略だと思います。
ただ、僕らのように中古品や一般的な商品を扱っている場合、話はちょっと変わってくるんじゃないかと思っています。うちでもスタッフから「透かしを入れませんか?」と言われたことはありますが、僕は入れませんでした。むしろ、みんなが使いやすいようにしてあげた方が、最終的に高く売れる可能性が高まるんじゃないか、と。データも渡してあげるよ、くらいの気持ちですよ。
あと、eBayなどのプラットフォームでは、無在庫販売を規約で禁止しているケースも多いです。僕らは公に推奨しているわけではありませんが、実際にやっている人がいる場合は「黙認」という形になります。ルール違反は良くないですが、結果的にみんなが得をするのであれば、という考え方ですね。
転売ヤーの「妬み」と日本の特殊な感情
転売に対してネガティブな感情を抱く背景には、「自分が損したくない」「人が高く売っているのが悔しい」といった、ある種の「妬み」の感情もあるんじゃないかと感じています。自分が設定した値段で売れたのであれば、それで良いはずなのに、他人がそれ以上の価値を見出して売ったことに不満を感じてしまう。
また、日本では悪質な転売事件がマスコミで大きく報じられることも多く、「転売ヤー」という言葉自体が悪いイメージと結びついてしまっています。もちろん、法律を破るような行為や、社会的に許されないような悪質な転売は僕も許せません。しかし、合法的に商売として行われる転売は、本来は批判されるべきものではないと思うんですよね。
転売は「商売の原点」、その本質を理解する
僕は、転売という行為そのものが「商売の原点」だと考えています。安く仕入れて高く売る。これはメーカーから卸、小売店、そして消費者へという一般的な流通の仕組みも同じじゃないですか。新品か中古か、という違いでしかないと思うんです。
成功している転売ヤーは、優れたリサーチ能力やマーケティング能力を持っています。つまり、商売をうまくやるための本質的なスキルが高いんです。彼らは市場のニーズを的確に捉え、最も高く売れる場所や方法を見つけ出すプロフェッショナル。だからこそ、僕は彼らを「優秀だ」と感じるし、むしろ「雇うべき人材なんじゃないか」とさえ思ってしまうことがあります。彼らの存在は、僕らにとって常に市場の可能性と自分たちの成長を教えてくれる、貴重な存在なんですよ。
まとめ
今回の話を通して、無在庫転売や転売に対する見方が少しでも変わったのであれば嬉しいです。感情的に捉えるのではなく、ポジティブな視点を持つことで、新たなビジネスチャンスや成長のヒントが見えてくるんじゃないかな、と思っています。
FAQ
Q.無在庫転売とは具体的にどのような仕組みですか?
Q.荒木社長はなぜ無在庫転売を歓迎するのですか?
Q.転売ヤーは法的に問題ないのでしょうか?
Q.企業が無在庫転売を嫌がる主な理由は何ですか?
Q.転売ヤーのどんな点に価値があると考えていますか?
Q.自分の商品が無在庫転売されても損はしないのですか?
Q.無在庫転売を推奨しているわけではないのですか?
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