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2026.09.12越境ECeBayEU規制

越境ECの未来:EU規制強化で「安さ」から「信頼」へ、荒木淳平が語るeBayセラーの活路

越境EC業界でEUの輸入規制が厳格化。JP.Company代表の荒木淳平が、この変化がeBayセラーに与える影響と「信頼性」を武器にする戦略を解説します。

CHAPTERS

  • 00:00何が起きたのか?
  • 00:00なぜEUはここまで厳しくなったのか?
  • 00:00これ、eBayセラーにも関係ある?
  • 00:00eBay視点だと“追い風”な部分もある?
  • 00:00今後どうなるのか?

いま、越境ECの世界で非常に大きな変化が起きています。特にEU(欧州連合)では、輸入商品に対する規制が急速に厳しくなっていて、僕自身も正直、このニュースを見た時はかなり衝撃を受けましたね。

EUが輸入商品に厳しくなった背景とは?

フランス当局が最近行った調査で、海外のECプラットフォームから輸入された商品の75%がEUの規則に違反していた、という結果が出たんですよ。さらに驚くべきことに、そのうちの**46%は「危険商品」**とまで判定されています。これは、もはや「一部の問題」では済まされないレベルだと思います。

具体的に問題になったのは、電化製品であれば感電や火災のリスク、子ども向け商品では誤飲の危険性、アクセサリーからは化学物質の基準超過、そして衣類もEUの安全基準を満たしていないケースが多かったそうです。当局は「これは例外的な問題ではなく、ビジネスモデルそのものが抱える問題だ」とかなり強い表現を使っているんですよね。

僕らが普段扱っている商品の中にも、こういったリスクをはらむものがないか、改めて見直すきっかけになりました。

EC・オンライン物販EC・オンライン物販

なぜEUはここまで規制を強化するのか?

EUがこれほどまでに厳しくなっている背景には、Temu(ティームー)やSHEIN(シーイン)、AliExpress(アリエクスプレス)といった、超低価格戦略を採るECプラットフォームの台頭があります。EU側からすると、「安すぎる海外商品がEU市場を破壊している」という危機感が非常に強いんです。

加えて、「小口輸入免税」という仕組みも問題視されています。これは、一定額以下の輸入商品には関税が免除される制度なんですが、これを利用して大量の商品が低価格でEU市場に流れ込み、結果としてEU域内の企業との間で不公平感が生じている、という側面があるんですね。

だから、今回の規制強化は単なる「安全問題」だけではなく、「価格破壊への対抗」「EU企業保護」「市場ルールの主導権争い」という、複合的な戦いだと僕は見ています。EUは今、「安さ優先」から「安全性・責任重視」へと、市場のルールを根本的に変えようとしている、ということなんだと思います。

経営者の視点経営者の視点

日本のeBayセラーにも影響はあるのか?

「そんな話、日本のeBay(イーベイ)セラーには関係ないんじゃないか?」って思われるかもしれません。でも、正直に言うと、かなり関係あると僕は考えています。特に今後は、「ちゃんとしてるか」を証明できない商品は、EU市場で非常に厳しくなっていく可能性があるでしょう。

具体的に何が起こりうるかというと、まず輸入時の商品チェックが強化されるでしょうね。CEマーク(製品がEUの安全基準を満たしていることを示すマーク)の確認も厳しくなるでしょうし、バッテリーや化学物質に関する規制も強化されるはずです。場合によっては通関で止められたり、返品が増えたりといったことも考えられます。

これまでは「どこ製か」という点が重視されることもありましたが、今後は「EU基準を満たしているか」がより重視されるようになるでしょう。特にノーブランドの家電製品、格安の雑貨、出所が不明な商品などは、危険度が上がる可能性が高いです。

一方で、これはチャンスでもあります。例えば、日本製の商品、品質保証がしっかりしているもの、真贋が明確なブランド品、そして僕らの得意な中古の一点物などは、逆にその価値が上がる可能性があると考えています。実際に、うちでもEU向けにはより品質や信頼性が担保できる商品を厳選するようにしていますね。

信頼性が重視される時代、eBayセラーには追い風となるか?

このEUの規制強化は、eBayセラーにとって追い風になる可能性も十分にあります。なぜなら、eBayは「安さだけ」で戦う市場ではないからです。

eBayは、セラーの「信頼」や「実績」、そして「評価」が非常に重要視されるマーケットですよね。また、コレクター向けのアイテムや中古品、一点ものといった「価値」で勝負する側面も強い。EUが「怪しい格安商品」を市場から締め付ければ締め付けるほど、「ちゃんとしたセラー」の価値は相対的に上がっていくはずです。

特に日本のセラーは、もともと「日本品質」というブランド力を持っていますし、中古品を大切にする文化や、真贋(しんがん)に対する意識の高さも強みです。こういった点が、これからのEUの新しいルールと非常に相性が良いと僕は見ています。

今後は「何を売るか」だけでなく、「どれだけ安心して買ってもらえるか」という信頼性が、越境ECで成功するためのカギになっていくと強く感じています。

越境ECの未来:荒木淳平が考える「規制前提」の戦略

これからの越境ECは、間違いなく「厳しくなる前提」でリスクヘッジをしていく時代になると思います。これは、僕たち経営者にとって避けて通れないテーマですね。

今後EUで起こりうる変化としては、輸入検査のさらなる強化、関税制度の変更、販売者責任の強化、そしてプラットフォーム側の責任拡大が挙げられます。危険な商品は即座に削除されるでしょうし、AIを使った商品監視も進んでいくでしょう。

現に、EUはTemu、SHEIN、AliExpressといった大手プラットフォームを現在も調査中で、もし違反が認定されれば、世界売上の最大6%という巨額の制裁金が課される可能性も指摘されています。これは、「安ければ売れる」というこれまでの常識が通用しなくなる、という明確なメッセージだと僕は受け止めています。

だからこそ、僕たちeBayセラーも、今から具体的な対策を講じていく必要があります。まずは取り扱い商品の見直し、危険商材の回避、そして商品説明の強化と出所管理の徹底です。「この商品はどこから来て、どんな基準を満たしているのか」を明確に伝えられるように準備しておくことが、これからの越境ECで生き残っていくための必須条件になるでしょう。僕自身も、うちの会社で社員に徹底させているところです。

FAQ

Q.EUの輸入規制強化は何が問題なのですか?
フランス当局の調査で、海外ECからの輸入商品の75%がEU規則違反、46%が危険商品と判明。電化製品の感電・火災リスク、子ども向け商品の誤飲危険などが報告されています。
Q.なぜEUは規制を厳しくしているのですか?
TemuやSHEINなどの低価格ECの台頭により、EU市場が価格破壊され、域内企業との不公平感が生じているためです。安全問題だけでなく、経済的な保護も背景にあります。
Q.日本のeBayセラーにも影響はありますか?
はい、あります。今後、商品チェック強化やCEマーク確認が厳格化され、ノーブランド品や出所不明の商品は販売が難しくなる可能性があります。
Q.EU規制強化はeBayセラーにとってマイナスだけですか?
いいえ、追い風になる可能性もあります。eBayは「信頼性」で戦う市場であり、日本製や品質保証のある商品、中古品などは、信頼性が重視されることで価値が上がるでしょう。
Q.今後、越境ECはどう変わっていくと予想されますか?
「厳しくなる前提」でリスクヘッジする時代になります。安全性や信頼性を証明できるかが重要となり、安さだけでは通用しなくなるでしょう。
Q.eBayセラーが今すぐできる対策は何ですか?
取り扱い商品の見直し、危険商材の回避、商品説明の強化、出所管理の徹底が必要です。EU基準を満たしていることを明確に伝える準備をしましょう。

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