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2026.08.23越境EC物流コストDHL

越境ECの物流コスト高騰は避けられない?利益を守る5つの対策を解説

DHLの送料値上げは越境ECセラーに大きな影響を与えます。トランプ関税やインフレ背景に、利益を守るための具体的な5つの対策を解説します。

CHAPTERS

  • 00:00オープニングトーク
  • 00:20問題提起:DHL送料値上げの衝撃
  • 00:50値上げの背景と理由:トランプ関税、インフレ、年末ピーク
  • 02:30今回の値上げ、どれくらい影響するのか?
  • 03:40他の配送会社も“追随”の可能性大
  • 04:50越境ECセラーが今やるべき対策
  • 05:05対策1:送料込み表示に切り替えるか検討
  • 05:35対策2:配送方法別の利益率を再計算
  • 06:05対策3:商品単価・数量を上げて利益率をカバー
  • 06:35対策4:アメリカ依存を下げる
  • 07:05対策5:SpeedPAKなどeBay公式配送との比較もしておく
  • 07:35エンディング

越境EC(クロスボーダーEC)事業者の皆さん、9月からのDHL送料一律3%値上げのニュースは耳に届いていますか?この動きは、単なる一配送業者の価格改定にとどまらず、僕たち越境ECセラーや法人にとっては、利益構造に直結する大きな影響を及ぼすものだと感じています。

正直なところ、「たった3%」と思う方もいるかもしれませんが、積み重なると無視できないインパクトになります。今回は、この物流コスト値上げの背景と、僕たちが今すぐ取り組むべき具体的な対策について、僕の経験も踏まえながらお話ししていきたいと思います。

なぜ今、越境ECの物流コストは上昇しているのか?

今回のDHLの値上げは、決して突発的なものではなく、いくつかの複合的な要因が重なって起きていると僕は見ています。そして、これらの要因はDHLに限らず、業界全体に共通する課題だと言えるでしょう。

まず一つ目の大きな要因は、トランプ関税の影響ですね。アメリカ向けの商品は、通関処理が以前よりも格段に複雑化しているんですよ。税金の表示や申告作業が細かくなり、配送業者側の業務量が大幅に増えています。当然、これに対応するための人件費も上昇していますから、その負担が送料に転嫁されるのは避けられない流れなんです。

次に、世界的なインフレと人件費の上昇も無視できません。燃料費はもちろん、航空貨物を扱う現場の人員確保が非常に難しくなっているんです。僕も現場で話を聞くことが多いんですが、特に専門知識を持つスタッフの確保は、どの企業にとっても頭の痛い問題だと感じています。物価上昇に伴い、人件費も上げざるを得ない状況ですから、物流コスト全体が押し上げられるのは自然なことなんですよね。

そして、もう一つは年末の物流ピークに向けた先行対応という側面もあります。毎年11月から12月にかけては、ブラックフライデーやサイバーマンデーなど、eコマースの需要が爆発的に高まります。この時期に物流が集中すると、現場は大混乱に陥りやすい。DHLとしては、一気に大幅な値上げをするよりも、段階的に価格を調整することで、荷物集中に備え、サービスの質を維持しようとしているんじゃないかと僕は考えています。例年1月〜2月に値上げすることが多いので、今年は少し前倒しで対応している印象です。

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3%の値上げが越境ECの利益に与える具体的な影響

「たった3%」と聞くと、それほど大きな影響はないように感じるかもしれません。しかし、越境ECの利益構造を考えると、この3%がどれほど重いものかが見えてくるはずです。

例えば、送料が30ドルの商品があったとしましょう。3%の値上げで、送料は30.90ドルになります。一見するとわずか90セントの差ですが、薄利多売の商品を扱っているセラーさんにとっては、この90セントがそのまま利益を圧迫します。特に、単価の低い商品を数多く販売しているケースでは、利益率への直結は避けられません。

さらに厄介なのは、アメリカ向けの場合、関税に加えて送料の値上げという**「ダブルパンチ」**になることです。僕の経験上、送料や関税が上がると、「売れない」のではなく「儲からない」という状態に陥ることが多いんですよね。販売数は維持できても、手元に残る利益が激減してしまう。これは、事業を継続していく上で非常に深刻な問題だと認識しておくべきだと思います。

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他の配送業者も追随する可能性は高いのか?

「DHLだけが値上げするなら、他の配送業者を使えばいいんじゃないか?」と考える方もいるかもしれません。しかし、残念ながら、他の配送業者も追随して値上げする可能性は非常に高いと僕は見ています。

というのも、FedExやUPS、そして日本郵便といった他の主要な配送業者も、DHLと基本的なコスト構造は共通しているからです。世界的なインフレや人件費の高騰、燃料費の上昇は、どの企業にとっても共通の課題なんですよね。特に、アメリカ向け商品の関税処理が複雑化しているという負担は、全社共通で増大しています。

実際に、業界内では「早ければ10月〜11月にも、他の配送業者が値上げを検討している」という声も聞こえてきています。つまり、今回のDHLの動きは、業界全体の先行指標だと捉えるべきでしょう。いずれにせよ、僕たちはこの状況に対応していく必要があるんです。

越境ECセラーが今すぐ取り組むべき5つの対策

このような厳しい状況だからこそ、僕たち越境ECセラーは座して待つのではなく、積極的に対策を講じる必要があります。具体的な対策として、僕が提案したいのは次の5つです。

1. 送料込み表示への切り替えを検討する

まず検討すべきは、商品価格に送料を上乗せする「送料込み表示」への切り替えです。送料を別途請求する形だと、お客様は送料の値上げをダイレクトに感じてしまいます。送料込みにすることで、お客様は最終的な支払い総額を把握しやすくなり、心理的な抵抗を減らせる可能性があります。もちろん、価格競争力とのバランスは重要ですが、一度検討してみる価値はあるでしょう。

2. 配送方法別の利益率を再計算する

今回の値上げを機に、現在利用しているすべての配送方法について、改めて利益率を詳細に再計算してください。どの配送方法が、どの地域への配送で、どれくらいの利益率を確保できているのか。これを正確に把握することで、無駄なコストを削減したり、より利益率の高い配送ルートに切り替えたりする判断ができるようになります。うちでも定期的に見直しを行っていますが、これが意外と盲点になっているケースも多いんですよ。

3. 商品単価・数量を上げて利益率をカバーする

送料の値上げ分を、商品の単価を上げるか、一度の購入数量を増やすことでカバーできないか検討してみてください。例えば、セット販売を強化したり、より高付加価値な商品をラインナップに加えたりする方法です。お客様に「ついで買い」を促す工夫も有効かもしれませんね。お客様にとっての価値を高めつつ、売上単価を上げる戦略は、利益率改善の重要な鍵になります。

4. アメリカ市場への依存度を下げる

これは長期的な視点での対策ですが、アメリカ市場への過度な依存を見直すことも重要です。関税や物流コストの変動リスクを考えると、市場を分散させることはリスクヘッジになります。ヨーロッパ、アジア、オセアニアなど、他の成長市場への展開を積極的に検討し、販売チャネルを多様化していくべきだと僕は考えています。うちの会社も、常に新しい市場の可能性を探っています。

5. eBay公式配送サービスとの比較を怠らない

eBayで販売されているセラーさんであれば、SpeedPAKなどのeBay公式配送サービスとの比較も必ず行ってください。これらはeBayが提供するサービスなので、場合によっては一般の配送業者よりも有利な条件で利用できる可能性があります。常に最新の情報をチェックし、最適な配送オプションを選択する姿勢が求められます。

今回の物流コスト値上げは、僕たち越境ECセラーにとって厳しい現実を突きつけるものです。しかし、これを単なるコスト増と捉えるだけでなく、自社のビジネスモデルを見直し、より強固なものへと進化させる機会だと前向きに捉えることもできるはずです。迅速な情報収集と具体的な対策実行が、今後の競争力を左右すると僕は強く感じています。

FAQ

Q.DHLが9月から送料を値上げする理由は何ですか?
トランプ関税による通関処理の複雑化と人件費増、世界的なインフレと燃料・人件費の高騰、そして年末の物流ピークに備えた価格調整が主な理由です。
Q.3%の送料値上げは越境ECの利益にどれくらい影響しますか?
単価の低い商品ほど利益への直結が大きく、例えば30ドルの送料が30.90ドルになるだけでも、薄利多売のビジネスでは無視できない影響が出ます。特にアメリカ向けは関税と送料でダブルパンチです。
Q.DHL以外の配送業者も今後値上げする可能性はありますか?
はい、FedExやUPS、日本郵便などもDHLと同様のコスト構造を持つため、追随して値上げする可能性は非常に高いと見られています。早ければ10月〜11月にも動きがあるかもしれません。
Q.越境ECセラーが物流コスト値上げに対してできる対策は何ですか?
送料込み表示への切り替え検討、配送方法別の利益率再計算、商品単価・数量を上げて利益率をカバー、アメリカ依存の低減、eBay公式配送サービスとの比較が挙げられます。
Q.送料込み表示に切り替えるメリットは何ですか?
お客様が最終的な支払い総額を把握しやすくなり、送料値上げによる心理的な抵抗を減らせる可能性があります。価格競争力とのバランスを考慮しつつ検討する価値があります。
Q.アメリカ市場への依存度を下げるべき理由は何ですか?
関税や物流コストの変動リスクを考えると、市場を分散させることでリスクをヘッジできます。ヨーロッパやアジアなど、他の成長市場への展開を検討することが重要です。
Q.eBay公式配送サービスとは具体的に何を指しますか?
SpeedPAKなど、eBayがセラー向けに提供している配送サービスのことです。一般の配送業者と比べて有利な条件で利用できる場合があるため、常に比較検討することをおすすめします。

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