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2026.09.14eBay越境EC用語

越境ECの現場で役立つ!eBay中級用語ガイド - 荒木淳平が語る実戦的活用術

越境EC・eBayで知っておくべき中級用語を、JP.Company代表の荒木淳平が自身の経験を交えながら解説。ビジネスを加速させるための必須知識です。

eBayで越境ECビジネスをやっていると、担当者の方との打ち合わせや、海外のセラーとのやり取りで、専門用語が飛び交うことってよくあるんですよね。

僕らは長年この業界にいるから、なんとなく意味は分かるんですけど、それでも「ん?」って一瞬止まる時もあります。特に横文字が多いから、予備知識がないと話についていけない、なんてことも正直あるんじゃないかと思うんです。言葉を知らないと、ちょっと舐められちゃうんじゃないかって心配にもなりますしね。

以前、eBay用語の初級編や入門編もお話ししたんですけど、今回はさらに一歩踏み込んで「中級編」の用語について、僕の経験も踏まえながら解説していきたいと思います。

eBay越境ECで知っておくべき「中級」用語の核心

まず、前回の初級編の復習から軽く触れておきましょうか。MPNって覚えてます?「あの番号ですよね」ってよく言われるんですけど、これは型番のことでしたね。カメラの型番とか、商品固有の番号を指します。UPC(Universal Product Code)はバーコードの番号なので、ちょっと違いますね。

あとは「Does not apply」。これは「該当なし」を意味する言葉で、プルダウンメニューなどでよく見かけます。これを知らないと「なんだこれは!」ってなりますよね。こうした基礎用語も大事にしつつ、今日はさらに一歩踏み込んだ中級編の用語を紹介していきます。

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越境ECにおけるバイヤー管理の要諦:ブロックリストとCustom Label

ブロックリスト (Block List)

これは、特定のバイヤーを「ブロック」する機能のことです。例えば、過去にトラブルがあったバイヤーや、悪質な問い合わせを繰り返すバイヤーに対して使います。ブロックすると、そのバイヤーはあなたの出品商品を購入できなくなります。さらに、商品に関する質問も送れなくなるんですよ。

ただし、商品ページ自体は見ることができます。完全にアクセスを遮断するわけではないんですね。この機能、僕は「使いよう」だと思っています。悪質なバイヤーから自分を守るための武器にもなりますし、適切に使えば健全な取引環境を維持できますからね。

Custom Label

Custom Labelは、eBay上でセラーが自由に使える項目の一つで、主に社内管理用に活用されます。最も一般的な使い方は、SKU(Stock Keeping Unit:在庫管理用の商品識別コード)や商品番号を入れることですね。お客さんには見えない情報なので、倉庫での保管場所のアドレスを入れたり、自社独自の管理コードを入れたりすることも可能です。要は、自由に「カスタム」できるラベルなんです。

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セラーの信頼度を左右する指標:Defect RateとGood 'Til Cancelled (GTC)

Defect Rate

Defect Rateは「不良率」と訳されることが多く、セラーの評価を測る非常に重要な指標です。通常の「良い・悪い」といったフィードバック評価とは別に、発送までの時間や商品の説明の正確性、取引キャンセル率など、いくつかの項目で評価されます。このDefect Rateが悪化すると、トップセラーの資格を維持できなくなったり、検索順位が下がったりと、ビジネスに大きな影響が出るんですよ。

だから、単にフィードバックを集めるだけでなく、Defect Rateを低く保つことが、健全に商売を続けていく上では非常に大切になってきます。

Good 'Til Cancelled (GTC)

Good 'Til Cancelled(GTC)は、出品を「キャンセルするまで出品し続ける」という出品形式のことです。昔は期間を指定して出品することもできたんですが、今は基本的にGTC形式が主流になっていますね。ただ、今のGTCは、昔のように「ずーっと出品しっぱなし」というわけではなく、30日間で一旦出品が終了し、自動で再出品を繰り返す仕組みになっています。

この「一旦終わって再出品」という形は、実はSEO的には良い影響があると言われています。ただ、30日ごとに手数料がかかるので、そこは注意が必要ですね。eBay側も、出品手数料を定期的に徴収したいという意図があるのかもしれないと僕は見ています。

決済と商品状態の理解:Managed PaymentsとNWT

Managed Payments

Managed Paymentsは、eBay独自の決済管理システムです。以前はPayPalが主に使われていたんですが、PayPalがeBayの傘下から独立したことで、eBayは独自の決済システムを導入しました。これがManaged Paymentsです。簡単に言うと、eBayが自分で支払いを「管理」するようになったということですね。

これによって、以前はeBayを通さずに銀行振込などで支払われることもあり、支払いの有無が把握しにくいケースもあったんですが、Managed Paymentsに一本化されたことで、eBayがすべての支払いを把握できるようになり、取引の透明性が格段に上がりました。トラブル防止にも繋がっていますし、僕としてはこの移行は良い変化だったと感じています。

NWT (New With Tags)

NWTは「New With Tags」の略で、「タグ付きの新品」という意味です。出品されている商品状態の選択肢としてよく見かけますし、商品説明文にもNWTと記載されていることがあります。これは、まさに「まっさらな新品」というニュアンスですね。

日本だと「新品」と「新古品」という概念がありますけど、タグがない新品、例えばタグが切られてしまっている新品は、厳密には「新古品」に近い扱いになると思います。タグがあるかないかで、新品の定義がちょっと変わってくる、という感覚で覚えておくといいでしょう。

トラブル対応と返品の仕組み:Partial Refund, Return Request, SNAD

Partial Refund

Partial Refundは「一部返金」のことです。例えば、商品に軽微な欠陥があったり、バイヤーが送料を負担することになったりした場合に、商品代金の一部をお客さんに返金する対応ですね。もちろん、全額返金は「Full Refund」と言いますが、Partial Refundは交渉の余地がある場合や、小さな問題で全額返金は避けたい場合に活用します。

僕らの現場でも、お客さんとやり取りをして、このPartial Refundで問題を解決するケースは少なくありません。お互いの合意形成が大切になってきますね。

Return Request

Return Requestは、バイヤーが商品を「返品したい」と要求する際に送るリクエストのことです。日本のヤフオクなどだと、返品のやり取りはメッセージベースで行われることが多いんですが、eBayやAmazonのような欧米系のプラットフォームでは、このReturn Requestがシステム化されています。バイヤーがシステムを通じて返品を申請し、セラーがそれに対応するという流れですね。

システムで管理されている分、対応も明確になりやすいですし、履歴も残るので、トラブルが起きた際も追跡しやすいメリットがあります。

SNAD (Significantly Not As Described)

SNADは「Significantly Not As Described」の略で、「説明と著しく異なる」という意味です。例えば、「新品」と記載して出品した商品が、実際は傷だらけの中古品だった、といったケースですね。このSNAD率が高くなると、セラーの評価に大きく響いてしまいます。

真贋センターでも、単に「偽物かどうか」だけでなく、このSNAD率もよく見ているんですよ。ただ、「著しく異なる」の判断は主観的な要素も入ってくるので、非常に難しい問題だと感じています。客観的な指標がないだけに、セラーとしては商品説明をいかに正確に記載するかが問われますね。

発送トラブルと知的財産権:Unpaid Item Case, VeROプログラム, Return Label, RTS

Unpaid Item Case

Unpaid Item Caseは「未払い商品ケース」と訳され、バイヤーが購入した商品代金を支払わない場合に発生する問題解決の仕組みです。eBayでは、バイヤーが一定期間支払いをしないと、セラーがこのCaseを開くことができます。裁判のようなイメージですね。これによって、セラーは手数料の返還を受けたり、商品を再出品したりできるようになります。

VeROプログラム (Verified Rights Owner)

VeROプログラムは「Verified Rights Owner」の略で、知的財産権の侵害を防ぐためのプログラムです。簡単に言うと、「偽物じゃねえかよ」と指摘されるようなケースですね。最近は、このVeROプログラムの検知がAIによって自動的に行われることが多くなっています。

人が見て判断しているわけではないので、全然本物の商品なのに「偽物だ」と誤って指摘されることも結構あるんですよ。そういう時は、ちゃんと正当性をアピールして、eBay側に異議申し立てをする必要があります。じゃないと、一方的に出品が取り消されてしまったりするので、注意が必要ですね。

Return Label

Return Labelは「返品ラベル」のことです。海外のバイヤーから返品リクエストがあった際に、セラーが返品用のラベルを発行する機能がeBayのシステム内にはあります。ただ、これは主にアメリカ国内のUSPS(アメリカ合衆国郵便公社)のReturn Labelしか発行できないんですよ。つまり、日本に商品を返送してもらうための国際Return Labelは、eBayのシステム内では発行できないんです。

これ、越境ECをやっていると結構困るポイントなんですよね。海外に倉庫を持っていないセラーは、DHLなどの国際配送サービスを使って、個別に返品ラベルを発行してバイヤーに送ってあげる、といった手間が必要になります。システム化が進めばもっと楽になるんですけどね。

Returned to Sender (RTS)

Returned to Sender(RTS)は、商品が「送り主に返送される」ことを意味します。これは、宛先不明だったり、バイヤーが受け取りを拒否したり、あるいは関税を支払いたくないという理由で受け取り拒否されたりするケースで発生します。僕らの現場でも、「RTSになっちゃった」なんて言葉が飛び交う、ちょっと嫌なやつです。

商品が返送されてくるということは、送料が無駄になるだけでなく、再発送の手間もかかりますし、最悪の場合は商品が戻ってこないリスクもあります。だから、RTSにならないよう、発送前の情報確認やバイヤーとのコミュニケーションが非常に重要になりますね。

国際取引の必須知識:HS Code, DDP, DAP

HS Code (Harmonized System Code)

HS Codeは「ハーモナイズドコード」と呼ばれるもので、商品の種類を国際的に分類するためのコードです。革のバッグならこのコード、カメラならこのコード、といった形で、非常に長い数字の羅列で示されます。これは主に、各国での通関時にかかる関税額を決定するために使われます。

ただ、最近はトランプ関税のように「一律15%」といった形で、商品の種類に関わらず関税が課されるケースも出てきていて、HS Codeの重要性が以前より薄れている部分もあります。ある意味、通関が楽になったとも言えますね。今後、国際情勢によってまた変わっていく可能性もあるので、動向は注視しています。

DDP (Delivered Duty Paid) / DAP (Delivered at Place)

DDPとDAPは、国際配送における関税負担の条件を示す用語です。DAP(Delivered at Place)は、関税や税金を「バイヤー側が負担する」という発送条件で、これが国際取引では一般的です。バイヤーが商品を受け取る際に、税関から連絡があり関税を支払うことになります。

一方、DDP(Delivered Duty Paid)は、関税や税金を「セラー側が事前に支払う」という発送条件です。セラーが送料と合わせて関税も徴収し、発送時に支払ってしまう形ですね。DDPで発送すれば、バイヤーは商品を受け取る際に関税を支払う手間がなく、トラブルが少ないというメリットがあります。ただ、セラー側が関税分を負担することになるので、商品の価格設定やコスト計算が重要になりますね。金額が安い商品であれば、トラブル防止のためにDDPを選択するのも一つの手だと僕は考えています。

まとめ:用語を理解し、越境ECビジネスを加速させる

今日はeBayの中級編用語について、僕の経験も踏まえながら解説してきました。なかなか聞き慣れない言葉もあったかもしれないですね。でも、これらの用語は越境ECの現場で日常的に使われていますし、知っていると知らないとでは、ビジネスの進め方やトラブル対応のスピードが大きく変わってきます。

eBayのシステムやサービスが変わると、それに伴って新しい用語が増えたり、既存の用語の意味合いが変わったりすることもあります。例えば、10年前にはSNAD率なんて言葉はあまり言われていなかったですからね。越境ECの世界は常に変化しています。

ただ、今日解説したようなeBayや越境ECの基本的な用語は、ShopeeやShopifyといった他のプラットフォームでビジネスをする際にも共通して使われることが多いんです。だから、一度覚えてしまえば、どんなプラットフォームでビジネスをするにしても、きっと応用が効くはずです。ぜひ、これからも用語の勉強を続けて、あなたの越境ECビジネスをさらに成長させていってください。

FAQ

Q.ブロックリストでバイヤーをブロックするとどうなりますか?
バイヤーは出品者の商品を購入できなくなり、質問も送れなくなります。ただし、商品ページ自体は見ることが可能です。悪質なバイヤー対策として有効な機能ですよ。
Q.Defect Rateが高いとどうなりますか?
セラーの評価が下がり、トップセラー資格の維持が難しくなります。発送までの時間や商品説明の正確性など、複数の項目で評価される重要な指標です。
Q.Good 'Til Cancelled(GTC)の仕組みは?
キャンセルするまで出品し続ける形式ですが、現在は30日ごとに一旦出品が終了し、自動で再出品されます。SEO効果がある一方、定期的に手数料がかかります。
Q.Managed PaymentsはPayPalとどう違うのですか?
Managed PaymentsはeBayが独自に管理する決済システムで、以前主流だったPayPalから移行しました。eBayが支払いを一元管理することで、取引の透明性が高まり、トラブルが減りましたね。
Q.SNADとはどういう意味ですか?
Significantly Not As Describedの略で、「説明と著しく異なる」という意味です。商品が説明と明らかに違う場合に発生し、SNAD率が高くなるとセラー評価に悪影響が出ます。
Q.VeROプログラムとは何ですか?
Verified Rights Ownerの略で、知的財産権の侵害を防ぐプログラムです。AIによる自動検知が多く、誤って指摘されることもあるため、正当性をアピールすることが重要です。
Q.DDPとDAPの違いは何ですか?
DAP(Delivered at Place)は関税をバイヤーが負担する発送条件が一般的です。DDP(Delivered Duty Paid)はセラーが関税を事前に支払う条件で、バイヤー側の手間を減らし、トラブル防止に役立ちます。

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