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2026.01.17経営者会社員起業

会社員と経営者、どちらを選ぶべきか?40代経営者が語る「コスパ」と「自己実現」のリアル

越境EC・ラグジュアリーリユース業界の経営者、荒木淳平が会社員と経営者のメリット・デメリットを自身の経験から解説。コスパ、リスク、自己実現、そして「好き」と「得意」の選択基準まで、リアルな視点で語ります。

CHAPTERS

  • 00:00会社員と経営者、向いているのはどっち?
  • 00:46会社員になった理由
  • 01:21社長はしんどい?
  • 02:18会社員はコスパが良い
  • 03:22社長はコスパが悪い?
  • 04:36やりたいことの実現
  • 05:43社長に向いているタイプ
  • 07:34好きだけでもダメ
  • 10:04最終的な判断基準

会社員と経営者、どちらの道を選ぶべきかという議論は、多くの人にとって身近なテーマだと思います。安定を求める会社員か、それとも挑戦を求める経営者か。僕自身も、かつては「どちらでもいける」と考えていた時期がありました。今回は、僕自身の経験や周囲の経営者を見てきた中で感じる、それぞれの道のリアルについてお話ししたいと思います。

「会社員」という選択の「コスパ」をどう見るか?

多くの人が会社員を選ぶ理由として「安定」を挙げるんじゃないでしょうか。実際に、会社員には非常に大きなメリットがあると感じています。特に「コスパ」という観点で見ると、会社員は年々良くなっているんじゃないかと思うんですよね。

僕が社会人になった頃や、さらに昭和の時代を振り返ると、安月給で始発から終電まで働く、といったブラックな環境も珍しくありませんでした。しかし、今は世間の目や声が厳しくなり、パワハラやセクハラに対する意識も高まっています。会社も無理な要求をしにくくなっているので、労働環境は昔に比べて格段に改善されていると感じます。責任はもちろん負いますが、その範囲は明確ですし、失敗した時のリスクは経営者に比べて圧倒的に小さい。そう考えると、会社員は非常に「コスパが良い」選択肢だと言えるんじゃないでしょうか。

経営・チーム経営・チーム

「社長」という選択の「コスパ」は本当に悪いのか?

一方で、社長という道は「コスパが悪い」と感じることも少なくありません。経営者は、会社の全ての責任を負います。成功すれば良いですが、失敗すれば自己破産まで見えるような、人生が転がり落ちるようなリスクも背負うわけです。今も税務調査が入ったりして、常に気を張っていますし、常に考え続けなければいけません。

よく「社長は経費を自由に使える」なんて思われがちですが、実際はそんなことはありません。ちゃんとルールがありますし、税務署に怒られないように適切に処理しなければいけません。優遇もほとんどないと言ってもいいでしょう。責任の大きさに対して、得られるメリットが少ないと感じることも正直あります。僕自身、絶対社長になりたいと強く思っていたわけではなく、もし会社員のままでも大丈夫だっただろうな、と思うこともあります。しかし、それでも社長という道を選ぶのは、やはり「自分のやりたいことを実現できる」という、会社員では得られない最大のメリットがあるからだと感じています。

経営者の視点経営者の視点

「好き」と「得意」どちらで仕事を選ぶべきか?

「好きなことを仕事にしよう」という言葉をよく聞きますが、僕は「好き」だけで起業するのは危険だと思っています。例えば、「コーヒーが好きだからコーヒーショップを開いた」というケース。コーヒーを飲むのが好き、淹れるのが好き、というだけでは、経営はうまくいきません。それは「好き」であって「経営が得意」ではないんですよね。

僕の事業はブランド品の越境ECやリユースですが、正直に言って、僕自身はブランド品を一切身につけないし、特別好きでもありません。でも、このビジネスで結果を出せています。なぜかというと、僕にとってこれは「得意」なことだからです。好き嫌いの感情が入らない分、客観的に市場や顧客のニーズを見極めることができる。この商品を欲しがる人は何を考えているのか、どうすれば売れるのか、ということを冷静に分析できるんです。だから、特定のジャンルが好きじゃなくても、例えば「営業が得意」とか「人をまとめるのが得意」といった自分の能力を活かして起業するのも、全然アリだと思います。むしろ、好きだけを追求すると、ビジネスとして儲かるかどうかの現実的な視点が抜け落ちてしまう危険性があるんです。

会社員か社長か、最終的にどう判断するべきか?

結局のところ、会社員か社長か、どちらを選ぶかは「自分が今、何を一番大事にしたいか」で決めるべきだと僕は考えています。能力があるから社長になった方がいい、という単純な話ではないんです。

例えば、ライフステージは非常に重要な要素です。僕の場合、結婚する前に絶対に社長になろうと決めていました。結婚してからだと、家族に迷惑をかけてしまうかもしれない、という思いがあったからです。もし結婚後に起業するとしたら、家族の理解が不可欠になります。子育てが終わってから起業する人もいれば、子供がいても家族の協力があれば起業する人もいる。人それぞれ、置かれている環境や価値観は違います。安定を重視したいなら会社員が良いでしょうし、自分のやりたいことを全うしたい、仕事に命を懸けたいなら社長の道を選ぶべきです。もちろん、時代や社会の仕組みも変化します。例えば、株式会社の設立要件が緩和されたり、国がM&Aを推進して大企業を育成しようとする流れがあるように、社会情勢によっても最適な選択は変わってくるでしょう。自分のスタイルや、将来どうありたいかを総合的に考えて、後悔しない選択をすることが何よりも大切だと僕は思います。

FAQ

Q.会社員と経営者、どちらが「コスパが良い」ですか?
荒木氏の考えでは、労働環境の改善やリスクの低さを考慮すると、会社員の方が「コスパが良い」と感じることが多いです。経営者は責任が大きく、得られる優遇も限定的だと語っています。
Q.経営者が負う具体的なリスクは何ですか?
経営者は会社の全ての責任を負い、事業が失敗した場合には自己破産に至る可能性など、人生全体に影響を及ぼす大きなリスクを抱えます。税務調査など、常に気を張る必要もあります。
Q.「好き」なことを仕事にすることの危険性とは何ですか?
「好き」なことだけを追求すると、ビジネスとしての現実的な視点(儲かるかどうか)が抜け落ち、経営がうまくいかないリスクがあります。荒木氏は「得意」なことを仕事にすることを推奨しています。
Q.荒木氏がブランド品ビジネスで成功した理由は「好き」ではないからですか?
荒木氏はブランド品が好きではないが、客観的に市場や顧客のニーズを分析し、ビジネスとして「得意」な部分を活かせたためだと語っています。感情に左右されず冷静に判断できる点が強みです。
Q.会社員か社長かを選ぶ際の最も重要な判断基準は何ですか?
「自分が今、何を一番大事にしたいか」という価値観が最も重要です。ライフステージ(結婚、子育て)や家族の理解、安定志向か自己実現志向かによって、最適な選択は人それぞれ異なります。
Q.「人に言われるのが嫌だから」という理由で起業するのはNGですか?
荒木氏の経験上、そのような理由で起業する人は失敗するケースが多いと指摘しています。経営者も顧客や従業員との人間関係は不可欠であり、自分の思い通りにならない現実とぶつかるためです。

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