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2026.07.16越境ECEU規制eBay

EUの越境EC規制強化で何が変わる?日本セラーが生き残る道

EUが輸入商品の75%を規則違反と認定し、越境ECのルールが大きく変わりつつあります。日本セラーが今後どう対応すべきか、荒木淳平が解説します。

CHAPTERS

  • 00:00オープニングトーク
  • XX:XX何が起きたのか?
  • XX:XXなぜEUはここまで厳しくなったのか?
  • XX:XXこれ、eBayセラーにも関係ある?
  • XX:XXeBay視点だと“追い風”な部分もある?
  • XX:XX今後どうなるのか?
  • XX:XXエンディング

最近、EUで輸入商品の75%が規則違反、しかもそのうち46%が「危険商品」と認定されたというニュースが飛び込んできました。これは決して他人事ではなく、越境ECを取り巻く環境が大きく変わる兆候だと僕は見ています。特にTemuやSHEINのような超低価格ECを念頭に、EUは市場全体のルールを「安さ優先」から「安全性・責任重視」へとシフトさせようとしているんです。

何が起きているのか?EUが輸入商品の75%を違反認定した背景

フランス当局が実施した海外EC商品の調査結果は、かなり衝撃的でしたね。7つの海外ECプラットフォームから600商品以上を検査したところ、なんと75%がEU規則に違反していたというんです。さらに、そのうち46%は「危険商品」とまで判定されています。具体的には、感電や火災リスクのある電化製品、誤飲の危険がある子供向け商品、化学物質が基準を超過したアクセサリー、EU基準を満たさない衣類などが問題視されました。当局はこれを「例外ではなくビジネスモデルの問題だ」とかなり強い言葉で表現していて、本気度が伺えます。

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EUはなぜここまで厳しくなったのか?安さ優先から安全性・責任重視への転換

EUがここまで厳しくなった背景には、Temu、SHEIN、AliExpressといった超低価格戦略を展開する海外ECプラットフォームの存在が大きく影響していると僕は見ています。EU側は「安すぎる海外商品がEU市場を壊している」という危機感を抱き始めていて、さらに「小口輸入免税」による不公平感も問題視されているんです。つまり、これは単なる安全性の問題だけじゃなく、EU企業の保護、市場ルールの主導権争いという側面も持っているわけですね。EUは今、「安さ優先」から「安全性・責任重視」へと、市場の根本的なルールを変えようとしているんだと思います。

リユース・二次流通リユース・二次流通

日本のeBayセラーにも影響はあるのか?今後求められる「ちゃんとしてるか」の証明

「これって、日本のeBayセラーにも関係あるの?」ってよく聞かれるんですけど、僕の感覚では「かなり関係ある」と見ています。特に今後は、販売している商品が「ちゃんとしてるか」を証明できないと、かなり厳しくなる可能性があります。

具体的に今後あり得る変化としては、商品チェックの強化、CEマーク(EU加盟国の基準適合マーク)の確認義務化、バッテリーや化学物質に関する規制の強化、最悪の場合は通関停止や返品増加なんてケースも考えられます。うちの会社でも、海外からの問い合わせで「この商品のCEマークはありますか?」と聞かれることが増えてきています。EUは今後、「どこ製か」よりも「EU基準を満たしているか」をより重視するようになるでしょう。特にノーブランドの家電製品や格安雑貨、出所不明の商品などは危険度が高いと判断しています。

一方で、チャンスもあるんですよ。日本製の商品、品質保証がしっかりしているもの、真贋が明確なもの、そして僕らが強みとしている中古の一点物などは、むしろ価値が上がる可能性を秘めていると思います。

eBayはむしろ追い風になる?信頼と実績で勝負する市場の強み

この規制強化の流れは、eBayにとってはむしろ追い風になる部分もあるんじゃないかと僕は考えています。なぜなら、eBayはもともと「安さだけ」で戦うマーケットじゃないからです。

eBayで成功しているセラーは、信頼性、実績、評価、そしてコレクション性や中古品の価値といった部分で勝負しています。EUが“怪しい格安商品”を締め付けるほど、「ちゃんとしたセラー」の価値は相対的に上がっていくはずです。特に日本のセラーは、古くから培われてきた「日本品質」への信頼、独自の「中古文化」、そして「真贋意識」の高さといった点で、この新しいルールと非常に相性が良いと僕は感じています。これからは「何を売るか」だけでなく、「どれだけ安心して買えるか」が、商品を選ぶ上で決定的に重要になっていくでしょうね。

越境ECの未来はどう変わる?規制強化時代のリスクヘッジ戦略

今後、越境ECのビジネス環境は「厳しくなる前提」でリスクヘッジをしていく時代になると僕は見ています。EUで起こりそうな変化としては、輸入検査のさらなる強化、関税制度の変更、販売者責任やプラットフォーム責任の拡大、危険商品の即時削除、そしてAIによる商品監視なんてことも現実味を帯びてきています。

現在、EUはTemu、SHEIN、AliExpressなどを実際に調査中で、もし違反が認定されれば「世界売上の最大6%」という巨額の制裁金が科される可能性もあるんです。これは企業にとってかなり大きな打撃になりますよね。

だからこそ、今後は「安ければ売れる」という時代ではなく、「安全性や信頼性を証明できるか」が問われる時代になっていく可能性が高い。eBayセラーの皆さんも、取り扱い商品の見直し、危険商材の回避、商品説明の強化、そして商品の出所管理など、「規制強化が前提」という視点で動いていく必要があると強く感じています。

FAQ

Q.EUが輸入商品の75%を規則違反と認定した背景は何ですか?
フランス当局の調査で、海外EC商品の75%がEU規則違反、46%が危険商品と判明しました。当局はこれを「ビジネスモデルの問題」と強く批判しており、安全性軽視への危機感が背景にあります。
Q.EUの規制強化は、TemuやSHEINといった超低価格ECのみが対象ですか?
直接のきっかけはTemuやSHEINですが、これは越境EC全体のルール変更につながる可能性があります。EUは市場全体を「安全性・責任重視」へとシフトさせようとしています。
Q.日本のeBayセラーは、EUの越境EC規制強化にどう対応すべきですか?
今後は商品チェック強化、CEマーク確認、バッテリー・化学物質規制への対応が求められます。取り扱い商品の見直し、商品説明強化、出所管理など「規制前提」で動く必要があります。
Q.EUの規制強化によって、どんな商品が危険と見なされやすくなりますか?
ノーブランドの家電製品、格安雑貨、出所不明の商品、バッテリー内蔵品、化学物質を含むアクセサリーなどが危険度が高いと見なされ、規制の対象になりやすいでしょう。
Q.逆に、EUの規制強化で価値が上がる可能性のある商品は何ですか?
日本製の商品、品質保証が明確なもの、真贋がはっきりしているもの、中古の一点物などは、EUが求める「安全性・信頼性」と相性が良く、価値が上がる可能性があります。
Q.eBayのようなプラットフォームは、今回の規制強化でどのような影響を受けますか?
eBayは「信頼」「実績」「評価」「コレクション性」で戦う市場なので、怪しい格安商品が締め付けられるほど、「ちゃんとしたセラー」の価値が上がり、追い風になる可能性があります。
Q.今後、越境ECで成功するために最も重要なことは何ですか?
「安さ」ではなく、「安全性や信頼性を証明できるか」が最重要になります。規制強化を前提に、リスクヘッジとブランド価値の向上に努めることが成功の鍵だと考えます。

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