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2026.07.25越境ECeBayEU規制

EU「輸入商品の75%が違反」は越境ECの潮目か?荒木淳平が語る規制強化とeBay戦略

EUで輸入商品の75%が規則違反、46%が危険商品と認定。超低価格ECへの規制強化が日本の越境ECに与える影響と、eBayセラーが取るべき戦略をJP.Company代表の荒木淳平が解説。

CHAPTERS

  • 00:00EUで何が起きているのか?輸入商品の75%が規則違反という衝撃
  • 00:00なぜEUは「超低価格EC」に厳しくなったのか?その背景にあるもの
  • 00:00この規制強化は日本のeBayセラーにも影響するのか?
  • 00:00EUの規制強化はeBayにとって「追い風」となり得るか?
  • 00:00今後、越境ECはどう変化していくのか?「安全性・信頼性」が鍵に

最近、EUで「輸入商品の75%が規則違反」というニュースが大きな話題になりましたよね。しかもそのうち46%は「危険商品」と認定されている。僕もこのニュースを見た時、これはかなりインパクトがあるな、と感じたんです。特にTemu(ティームー)やSHEIN(シーイン)といった超低価格EC(イーシー)プラットフォームがターゲットになっているんですが、実はこれ、一部のプラットフォームだけの問題じゃないと僕は見ています。

今回の規制強化は、越境EC(クロスボーダーEC)全体のルールが大きく変わる可能性がある、そういう潮目なんじゃないかと思っています。今日はその背景と、僕たち日本の越境ECセラーが今後どう対応していくべきかについて、僕自身の見解をお話ししますね。

EUで何が起きているのか?輸入商品の75%が規則違反という衝撃

まず、今回の規制強化で具体的に何が起きたかというと、フランス当局が海外のECプラットフォームから輸入された商品、実に600点以上を調査したんです。その結果、驚くべきことに75%もの商品がEUの安全規則を満たしていなかった。さらに、そのうちの46%は「危険商品」と判断されました。

具体的に問題になったのは、感電や火災のリスクがある電化製品、誤飲の危険がある子供向け商品、化学物質が基準値を超過しているアクセサリー、それにEUの品質基準を満たさない衣類など多岐にわたります。当局はこれを「例外ではなく、ビジネスモデルの問題だ」とかなり強い表現で指摘しているんですよ。つまり、一部の不良品ではなく、安さを追求するビジネスモデルそのものに起因する構造的な問題だと見ているわけです。

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なぜEUは「超低価格EC」に厳しくなったのか?その背景にあるもの

EUがここまで厳しくなった背景には、Temu、SHEIN、AliExpress(アリエクスプレス)といった、いわゆる「超低価格EC」の台頭があります。これらのプラットフォームは信じられないような安価な商品を大量に供給し、急速に市場シェアを拡大してきました。

EU側は、こうした安すぎる海外商品がEU市場の価格構造を破壊し、域内企業の競争力を奪っていると考えています。さらに、少額の輸入貨物に対して免税措置が適用される「小口輸入免税」制度が悪用され、不公平な競争環境を生んでいるという問題意識もあるんですね。だから、これは単なる商品の安全性の問題に留まらず、価格破壊への対抗、EU域内企業の保護、そしてグローバルなEC市場のルールメイキングにおける主導権争いという側面も持っているんです。EUは今、「安さ優先」から「安全性と責任重視」へと、明確に舵を切り始めている、と僕は感じています。

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この規制強化は日本のeBayセラーにも影響するのか?

「これは一部の超低価格ECの話で、僕たち日本のeBay(イーベイ)セラーには関係ないんじゃないか?」って思う人もいるかもしれません。でも、正直に言って、かなり関係あると僕は見ています。特に今後は、「ちゃんとした商品であること」を証明できない商品に対しては、EU市場の目がかなり厳しくなる可能性がありますね。

例えば、今後考えられるのは、輸入時の商品チェックの強化、CEマーク(製品がEUの安全基準を満たしていることを示すマーク)の確認の厳格化、バッテリーや化学物質に関する規制の強化、それに伴う通関停止や返品の増加などです。EUは今後、「どこ製か」ということよりも「EUの基準をきちんと満たしているか」をより重視するようになるでしょう。具体的に危険度が高まるのは、ノーブランドの電化製品や格安雑貨、出所が不明確な商品などですね。

一方で、これはチャンスでもあると僕は思っています。例えば、日本製であること、品質保証がしっかりしていること、真贋(しんがん)が明確なブランド品、そして中古の一点物などは、むしろその価値が上がる可能性があると見ています。僕がMonoshare(モノシェア)で扱っているようなラグジュアリーリユース品は、まさに後者に該当するんですよ。

EUの規制強化はeBayにとって「追い風」となり得るか?

このEUの規制強化は、見方によってはeBayにとって「追い風」になる可能性も十分にあると僕は考えています。なぜなら、eBayはもともと「安さだけ」で戦うマーケットではないからです。

eBayは、セラーの「信頼性」、これまでの「実績」、バイヤーからの「評価」、商品の「コレクション性」、そして「中古品の価値」といった要素で勝負するプラットフォームです。だから、EUが怪しい格安商品を締め付ければ締め付けるほど、「ちゃんとしたセラー」の価値は相対的に上がっていくんじゃないかと思うんです。特に日本のセラーは、「日本品質」というブランド力、独特の「中古文化」、そして「真贋に対する意識の高さ」という点で、この新しい潮流と非常に相性が良いと僕は見ています。今後は「何を売るか」だけでなく、「どれだけ安心して買えるか」という点が、さらに重要になっていくでしょうね。

今後、越境ECはどう変化していくのか?「安全性・信頼性」が鍵に

今後、越境ECの世界は「厳しくなる前提」でリスクヘッジをしていく時代になる、と僕は思っています。EUで起こりそうな変化としては、輸入検査のさらなる強化、関税制度の見直し、販売者責任の拡大、そしてプラットフォーム自身の責任強化などが挙げられます。危険な商品はAI(エーアイ)による監視で即座に削除される、なんてことも現実的になってくるでしょう。

現在、EUはTemu、SHEIN、AliExpressといった大手プラットフォームを対象に調査を進めていますが、もし違反が認定されれば「世界売上の最大6%」という巨額の制裁金が課される可能性もあるんです。これはまさに、これまでの「安ければ売れる」という時代が終わり、「安全性や信頼性をきちんと証明できるか」が問われる時代への転換点だと思います。

だからこそ、僕たちeBayセラーも、取り扱い商品の見直し、危険商材の回避、商品説明の強化、そして商品の出所管理など、「規制強化を前提とした動き」を今から始めていく必要があると考えています。この変化の波をチャンスと捉え、僕たち自身が「安心と信頼」を提供できるセラーとして、さらに価値を高めていくことが重要なんじゃないでしょうか。

FAQ

Q.EUで輸入商品の75%が規則違反とされた背景は何ですか?
超低価格ECの台頭により、安価な商品がEU市場に流入し、安全性や品質基準を満たさないケースが増加したためです。EUは域内企業の保護と市場の公正性維持を目指しています。
Q.「危険商品」と認定された商品はどのようなものですか?
感電や火災のリスクがある電化製品、誤飲の危険がある子供向け商品、化学物質が基準値を超過したアクセサリー、EU品質基準を満たさない衣類などが含まれます。
Q.日本のeBayセラーは、このEUの規制強化によってどのような影響を受けますか?
商品チェックの強化、CEマークなど安全基準の確認厳格化、バッテリー・化学物質規制の強化、通関停止や返品増加の可能性があります。特にノーブランド品や出所不明品は注意が必要です。
Q.規制強化はeBayセラーにとってチャンスにもなりますか?
はい、なり得ます。eBayは信頼や品質で勝負する市場なので、怪しい格安商品が排除されることで、日本品質や真贋が明確な中古品など「信頼できる商品」の価値が向上する可能性があります。
Q.今後、越境ECセラーは何に注力すべきですか?
「安全性・信頼性」の証明が重要になります。取り扱い商品の見直し、危険商材の回避、商品説明の強化、正確な出所管理など、規制強化を前提とした対策が必要です。
Q.「小口輸入免税」とは何ですか?
少額の輸入貨物に対して関税が免除される制度です。EUではこの制度が悪用され、不公平な競争環境を生んでいると問題視されています。
Q.CEマークとは何ですか?
製品がEU(欧州連合)の安全、健康、環境保護に関する基準を満たしていることを示すマークです。多くの製品で表示が義務付けられています。

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