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2026.01.20越境ECライブコマースコメ兵

コメ兵が米国ライブコマース「iShopShops」を買収!その戦略と越境ECの未来

コメ兵が米国ライブコマース企業iShopShopsを買収したニュースについて、越境EC経営者・荒木淳平が解説。その狙い、ライブコマースの実態、そしてeBay Liveとの比較から今後の市場動向まで深掘りします。

CHAPTERS

  • 00:00コメ兵がアメリカ企業を買収したニュースについて
  • 01:21iShopShopsってどんな会社?
  • 03:49コメ兵のライブコマース戦略
  • 07:22eBayとiShopShopsはライバルになる?
  • 08:58ライブコマース市場の今後

コメ兵さんがアメリカのライブコマース企業「iShopShops」を買収したニュース、皆さんもご存じかもしれませんね。僕としては、同業として非常に注目しています。かなり思い切った買収だと感じていますし、今後の展開が楽しみな半面、正直「大丈夫かな?」という不安も少しあります。今回は、この買収の背景やiShopShopsの実態、そしてライブコマース市場の未来について、僕なりの見解をお話ししていこうと思います。

コメ兵がアメリカのライブコマース企業「iShopShops」を買収した背景とは?

iShopShopsは、2016年にアメリカで創業した、ライブコマースを専門とする会社です。特にファッション系、中でもブランドバッグの取り扱いが多いんですよ。僕が記事で見た限りでは、年間約50億円もの流通額があるみたいですね。結構な規模だと思います。

ただ、このiShopShops、実は買収時点では結構な赤字だったようなんです。それでもコメ兵さんが買収に踏み切ったのは、その「プラットフォーム」自体が欲しかったから、というのが大きな理由じゃないかと僕は見ています。ライブコマース事業を強化したい、そしてアメリカ市場への足がかりにしたい、という狙いがあったんじゃないでしょうか。コメ兵さん自身が持つ膨大な在庫を、このプラットフォームでどう活かしていくのか、というのは大きなポイントですよね。

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iShopShopsのライブコマース、その実態とeBay Liveとの違い

うちもライブコマースに力を入れているので、iShopShopsがどんな感じなのか、実際に見てみました。まず驚いたのは、入ってきている視聴者数が結構多いこと。そして、中国系のユーザーやライバー(ライブ配信者)が多い印象を受けましたね。タオバオ(中国の大手ECサイト)で活躍していた人が、iShopShopsでも配信している、というケースも見かけました。

eBay Live(イーベイライブ)と比べると、いくつか違いを感じましたね。iShopShopsは定額販売がメインで、eBay Liveのようにメッセージでのやり取りが激しい、というよりは、タオバオのように画面全体を使って商品を映し出す、見やすいUI(ユーザーインターフェース)が特徴的でした。年間50億円の流通額は、現状のeBay Liveよりは確実に多いはずなので、アメリカのライブコマース市場では結構有名なんだと思います。

一方で、eBay Liveはまだそこまで大々的な宣伝をしていない印象があります。eBayという大きな枠組みの中で動いている感じなので、これからiShopShopsとどう競い合っていくのか、あるいは共存していくのか、は注目したいところですね。

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コメ兵のライブコマース戦略、その課題と可能性

コメ兵さんがiShopShopsを買収したことで、ライブコマース事業を本格的に展開していくんだと思いますが、いくつか課題も出てくるんじゃないかと僕は考えています。

まず、ライブコマースで商品を魅力的に「売る」ことができるライバーの確保です。日本人でライブコマースができる人は、正直まだ少ないと感じています。単に英語が話せるだけでなく、カメラの前でコミュニケーションを取りながら商品を売り込むスキルが求められるんですよね。これは英会話ができるだけでは難しい部分です。iShopShopsはライバーとプラットフォームをうまく結びつけているようなので、そこをどう活用するのか、あるいは自社でライバーを育成するのか、は気になるところです。

次に、コメ兵さん以外の企業の商品をどこまで取り扱うか、という点です。うちもライブコマースをやっているので分かりますが、「コメ兵が一旦商品を預かって、コメ兵のライバーが代行で売る」という形も考えられます。しかし、コメ兵さんは自社で膨大な在庫を持っていますから、他の会社の商品を委託で預かり、手数料商売をするよりも、自分の商品を売る方が利益率が良いはずなんです。そう考えると、どこまで他社の商品を受け入れるのか、は未知数ですね。

もしコメ兵さんばかりがライブコマースをやってしまうと、お客様からすると「いつも同じような商品ばかりだな」「売り方も同じだな」と感じられてしまい、プラットフォームとしての多様性が失われる可能性もあります。色々なやり方で様々な企業が参加できるような場になるのか、今後の戦略が問われるんじゃないかと僕は思います。

また、今回の買収はライブコマースという目的だけでなく、「アメリカ進出の足がかり」という側面も大きいかもしれません。まずはiShopShopsを拠点にして、将来的に実店舗展開など、様々な事業を始めるための布石、という可能性も考えられますよね。コメ兵さんの商品数の多さは圧倒的ですから、そこをどう活かすかは彼らの腕の見せ所だと思います。

ライブコマース市場の未来とeBayへの提言

今回のコメ兵さんの買収は、ライブコマース市場がこれからさらに競争が激しくなることを示唆していると思います。YouTubeやTikTok Shopといった巨大プラットフォームも、ライブコマースに力を入れ始めていますし、どこで商品を販売するのが最適なのか、という選択肢はどんどん増えていくでしょう。

正直なところ、僕としては「なぜeBayがiShopShopsを買収しなかったんだろう」と感じています。親和性で言えば、eBayが買う方が話が分かりやすかったんじゃないでしょうか。既存のオークション形式に加えて、ライブコマースの老舗を取り込むことで、eBay全体のライブコマース事業が一気に強化された可能性は十分にあったと思います。

現状のeBay Liveは、eBayの中では宣伝しているものの、外部へのマーケティングが不足していると感じています。新規のライブコマースユーザーがiShopShopsや他のプラットフォームに流れてしまっているのは、非常にもったいない。このままでは、市場が分散してしまい、ライブコマースをやる側としては、お客様が集中して見てくれる場が少なくなってしまうのが懸念点です。

今後、ライブコマースは商品ジャンルを絞ったり、24時間配信したりと、さらに多様化していくでしょう。その中で淘汰されるプラットフォームも出てくるはずです。eBayさんには、もっと積極的に外へアピールして、魅力的なライブコマース市場を牽引していってほしいと、いちプレイヤーとして強く願っています。

今後もライブコマースの動向は目が離せませんね。引き続き、この分野のニュースやトレンドには注目していきたいと思っています。

FAQ

Q.コメ兵が買収したiShopShopsとはどんな会社ですか?
iShopShopsは2016年創業のアメリカのライブコマース企業です。主にファッション系、特にブランドバッグのライブ販売に特化しており、年間約50億円の流通額があります。
Q.コメ兵はなぜiShopShopsを買収したのですか?
赤字企業ながらプラットフォーム自体を獲得し、ライブコマース事業を強化する狙いがあったと見られます。また、アメリカ市場への進出の足がかりとする目的もあったと考えられます。
Q.iShopShopsのライブコマースの特徴は何ですか?
中国人ユーザーやライバーが多く、定額販売がメインです。タオバオのように画面全体で商品を映し出す見やすいUIが特徴で、メッセージのやり取りはeBay Liveより少なめです。
Q.コメ兵のライブコマース戦略にはどのような課題がありますか?
ライバーの確保や育成、自社在庫と他社商品の取り扱いバランス、プラットフォームとしての多様性の維持などが課題として挙げられます。
Q.日本の事業者がiShopShopsで商品を販売できますか?
現状では越境で日本からも出品可能ですが、英語でのライブ配信スキルや、商品をアメリカのライバーに預けるなどの対応が必要になる可能性があります。
Q.ライブコマース市場の今後の展望はどうなりますか?
YouTubeやTikTok Shopの参入で競争が激化し、商品ジャンルや配信形式の多様化が進むでしょう。市場の分散や淘汰も予想されます。
Q.荒木社長はなぜeBayがiShopShopsを買うべきだったと考えるのですか?
既存のeBay Liveとの親和性が高く、eBayが買収すればライブコマース事業をより効率的に強化できたはずだと考えています。市場の分散を避ける意味でも好ましかったと思います。

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