フィリピンとUAE、異例の自由貿易協定が越境ECにもたらす新潮流
中東エリア初の自由貿易協定を締結したフィリピンとUAE。この異例の提携が越境EC市場にどう影響するか、その背景と未来を40代経営者・荒木淳平が解説します。
CHAPTERS
- 00:00フィリピンとUAE、異例の経済協定の背景
- 01:00輸出関税95%撤廃がもたらす変化
- 02:00両国が手を組んだ「Win-Win」の関係性
- 03:00日本が国際協定から学ぶべきこと
- 04:00フィリピン経済の発展と越境ECの未来
最近、ちょっと意外なニュースが飛び込んできたんですよ。フィリピンとアラブ首長国連邦(UAE)が、中東エリアでは初となる自由貿易協定、正式には「包括的経済提携(CEPA)」を結んだという話です。正直、フィリピンとUAEが手を組むって、最初はピンとこなかったんですよね。サッカーのアジア予選みたいな組み合わせだなって、つい思っちゃいましたから。
でも、これって実はすごく大きな意味を持つ動きなんです。特に、僕らがやっている越境ECビジネスや、国際的なサプライチェーンを考える上では、見過ごせない変化じゃないかと思っています。
フィリピンとUAEが「包括的経済提携」を結んだ背景とは?
うちの会社で国際情勢を追っていると、最近は特にアメリカが貿易に関して締め付けを強めている傾向があるじゃないですか。その反動として、今まで繋がりが薄かった国々が、お互いに手を取り合って経済圏を広げようとする動きが、世界中で加速しているように感じるんですよ。
今回のフィリピンとUAEの協定も、まさにその流れの一つだと僕は見ています。特定の超大国に依存せず、自国の経済を安定させるために、新たなパートナーシップを模索する。こういう動きがどんどん広がっていけば、世界経済の地図も大きく変わっていくんじゃないかな、と。
EC・オンライン物販
輸出関税95%撤廃!協定がもたらす具体的な変化
この協定で何が大きく変わるのかというと、一番のポイントは「関税」です。具体的には、フィリピンからUAEへ輸出される商品のうち、実に95%もの品目で関税がゼロになる、と発表されているんですよ。
これはすごいことですよね。実質的にほとんどの関税がなくなるわけですから。例えば、フィリピンの特産品であるバナナやパイナップルといった農産物が、これまでよりも格段に安くUAE市場に流通できるようになるわけです。これまでUAE市場で競合していた台湾などの国にとっては、かなり大きなインパクトになるんじゃないかと思いますね。
僕らが越境ECをやっていると、関税って本当に悩ましい問題なんですよ。これがなくなるだけで、現地の消費者が購入しやすくなるし、僕らとしても価格競争力が高まる。直接的な恩恵は大きいと思います。
国際物流・貿易
なぜこの2カ国が手を組んだのか?「Win-Win」の関係
じゃあ、なんでこの二つの国がこんなにがっちり手を組んだのか。それは、お互いに「相手が持っていないものを持っている」という、非常に分かりやすいWin-Winの関係が成り立っているからだと僕は見ています。
UAEは言わずと知れた石油大国ですが、フィリピンはそこまで石油が取れない国です。ですから、UAEから安定的に石油を供給してもらえるのは、フィリピンにとっては非常に助かる話なんですよ。エネルギーの安定供給は、国の経済活動の基盤ですからね。
一方で、フィリピンからUAEへ提供できるものとしては、まず「労働力」が挙げられます。実は、多くのフィリピン人がUAEで働いていて、現地の経済を支える重要な存在になっているんです。僕らも海外のビジネスパートナーとやり取りする中で感じるんですが、フィリピンの方々は英語も堪能で、勤勉な方が本当に多い。これは大きな強みだと思います。
そして、先ほども話した「農産物」ですね。UAEは砂漠気候なので、大規模な農業には向いていません。だからこそ、フィリピンの豊かな農産物が、UAEの食卓を支える上で欠かせない存在になっているんです。お互いの弱点を補い合う、まさに理想的な経済提携だと感じます。
日本が学ぶべきは何か?資源と食料、そして労働力
このフィリピンとUAEの事例を見て、僕らが住む日本も、もっと積極的に自由貿易協定を戦略的に結んでいくべきじゃないかと強く思うんですよ。
日本は石油や天然ガスといった資源に乏しく、食料自給率も決して高くありません。小麦などの主要な食料も多くを輸入に頼っています。さらに、最近では地方の農家さんを中心に、労働力不足も深刻な課題になっていますよね。僕らのリユース業界でも、人手不足は常に頭を悩ませる問題なんです。
もちろん、日本は世界に誇る技術力や製造業、そしてアニメや漫画といった文化コンテンツを持っています。車や精密機器など、世界に通用する製品もたくさんありますよね。ただ、協定を結ぶ相手国がすでに強い産業を持っている場合、競争になってしまう可能性も考慮する必要がある。だからこそ、お互いの強みを活かせるパートナーを見つけることが重要なんです。
僕が個人的に注目しているのは、南米諸国との連携です。例えばアルゼンチンなら牛肉、ブラジルならコーヒー豆や鶏肉など、日本に足りない食料資源を安定的に供給してくれる可能性がある。それに、これから経済成長が見込まれる地域でもありますから、長期的な視点で見ても魅力的な市場になり得るんじゃないかと考えています。
ただ、日本は「米」だけは固く守ろうとする傾向がありますよね。これは国の文化や歴史に深く根ざしているからだと思うんですけど、グローバルな視点で見ると、もう少し柔軟な発想も必要なのかもしれません。
フィリピン経済の発展が越境ECにもたらす未来
今回の協定は、フィリピン経済に大きな好循環をもたらす可能性を秘めていると僕は見ています。UAEからの投資が増えれば、まず国内で仕事が増える。雇用が生まれることで、そこに付随する様々な産業も活性化し、国全体が潤っていくはずです。
国が潤い、平均所得が上がっていけば、それはそのまま越境EC市場の拡大にも繋がっていくんですよ。これまで貧困層が多かった地域でも、購買力を持つ中間層が増えれば、日本の高品質な商品や、僕らが扱っているようなラグジュアリーリユース品への需要も間違いなく高まっていくでしょう。
さらに、フィリピンは農産物だけでなく、将来的には機械製造などの新たな産業を育成する可能性も秘めていると思いますし、観光業ももっと力を入れていくはずです。セブ島のような人気リゾート地もありますし、英語圏であるという強みは、アメリカやイギリスなどからの観光客をさらに呼び込む大きな武器になるんじゃないでしょうか。
日本からフィリピンって、意外と近いじゃないですか。物理的な距離だけでなく、人的交流も盛んです。だからこそ、僕らはこれからもフィリピンと良い関係を築き、お互いの発展に貢献していくことが、越境EC事業者としても、一経営者としても、すごく重要だと考えています。
FAQ
Q.フィリピンとUAEが結んだ協定の名称は何ですか?
Q.この協定で輸出関税はどうなりますか?
Q.なぜフィリピンとUAEは手を組んだのですか?
Q.協定によってフィリピン経済にどのような影響が期待されますか?
Q.日本はこのような協定から何を学べますか?
Q.越境EC事業者にとって、この協定はどのような意味を持ちますか?
関連クエリ:
