【越境ECの未来】Shopee運営「Sea Ltd.」純利益5倍の秘密と日本企業が今すべきこと
東南アジアで急成長を遂げるECプラットフォーム「Shopee」の秘密を、越境EC経営者・荒木淳平が解説。運営会社Sea Ltd.の純利益5倍という驚異的な成長背景と、日本企業が今注目すべき理由、そして具体的な参入戦略を深掘りします。
CHAPTERS
- 00:00ShopeeとはどんなECプラットフォームなのか?
- 00:00なぜShopeeは東南アジアで圧倒的な存在感を示すのか?
- 00:00Shopeeで売れているのはどんな商品?実際の画面から見る傾向
- 00:00Shopeeが特に強い国と、日本企業が今注目すべき理由
東南アジアのEC市場が今、すごい勢いで伸びているのはご存じでしょうか。その中でも特に僕が注目しているのが、シンガポールを拠点とするSea Ltd.が運営する「Shopee」なんです。このSea Ltd.が、前年度比で純利益5倍という驚異的な成長を遂げていて、これは本当にすごいことだと思います。
アメリカのトランプ関税(デミニミスルール)のような動きもあって、これまでアメリカ向けに越境ECをやってきたセラーさんたちが、これからどこに目を向けるべきか悩んでいるケースも多いですよね。そういった状況を考えると、今まさに伸び盛りのShopeeに目を向けることは、非常に重要なリスクヘッジになるんじゃないかと考えています。
ShopeeとはどんなECプラットフォームなのか?
Shopeeは、東南アジアの「楽天市場」や「Amazon」のような存在だと理解してもらうと分かりやすいかもしれません。東南アジアのECモールの中では、おそらく一番大きいんじゃないかな、というレベルで成長しています。
母体はシンガポールのSea Ltd.という会社で、もちろんシンガポールでも事業を展開していますが、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、台湾、フィリピン、そしてブラジルといった国々でも広くサービスを提供しています。基本的には東南アジアで圧倒的な強さを見せているプラットフォームなんですよね。
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なぜShopeeは東南アジアで圧倒的な存在感を示すのか?
Shopeeがこれほどまでに強い理由の一つは、その市場特性に合わせた戦略にあると感じています。東南アジアではまだ、一般層の方々がそこまで裕福というわけではないので、高級品よりも「安くて良いもの」が求められる傾向が強いんです。
Shopeeでは、そうしたニーズに応える形で、非常に安価な商品が豊富に揃っています。また、クーポン配布やライブコマース(ライブ配信中に商品を販売する手法)を積極的に展開していて、ユーザーが買い物を楽しめるようなイベント感が強いのも特徴ですね。楽天市場のように、様々なショップがそれぞれ商品を販売するモール型ECの形態も、多くの人に親しまれている理由だと思います。
もう一つ、セラー側にとって魅力的なのが「Shopee Express」という配送サービスです。これは、僕が聞いている限りだと、非常に安価で効率が良いんですよ。例えば日本からShopeeで商品を売りたい場合、日本のShopee拠点に送れば、そこから先の配送は全てShopeeが手配してくれる仕組みになっているようです。この手軽さと安さは、セラーにとって大きなメリットだと感じています。
国際物流・貿易
Shopeeで売れているのはどんな商品?実際の画面から見る傾向
実際にShopeeのサイトを見てみると、売れ筋の傾向がよく分かります。例えばフィリピン版のトップ画面を見ると、セール情報に扇風機、リップバーム、スニーカー、水筒、クリームといった日用品や雑貨が並んでいるのが印象的でした。やはり、安価で日常的に使うものが多く売れているんですよね。
カテゴリーも一般的なモールと似ていて多岐にわたりますが、基本的には新品の商品がメインです。中古品も売ることはできますが、全体のボリュームは新品が圧倒的ですね。フラッシュセールなどでも、カメラやUSB関連商品、ファッションアイテムなどが多く見られます。BANDAIのようなブランドが自分で出店して、アニメグッズなども展開しているのは面白い傾向です。
僕も実際に商品ページを見てみたんですけど、例えば「Women's Bags」のカテゴリだと、GUESSのようなブランドはありましたが、いわゆるハイブランドはほとんど見かけませんでした。現地ブランドや、そこまで知名度が高くないブランドの商品が中心で、とにかく価格帯が安いんです。中には「4ペソ」と表示されている商品もあって、日本円だと10円もいかないレベル。もちろん、何かしらのキャンペーンや条件付きだとは思いますが、その価格設定には本当に驚きました。
Ray-Banのサングラスも日本で買うよりかなり安く売られていましたね。日本だと3万円くらいするものが、1万5千円くらい。東南アジアの購買層に合わせて、手の届きやすい価格帯の商品が豊富に揃っている、というのがShopeeの大きな特徴だと思います。
Shopeeが特に強い国と、日本企業が今注目すべき理由
Shopeeが特に強いと言われているのはフィリピンですね。圧倒的な存在感を示しています。また、ベトナム、マレーシア、タイ、台湾でもShopeeが市場シェアNo.1を獲得していることが多いようです。インドネシアは人口が3億人以上と非常に大きい市場なんですが、こちらはLazadaという別のECプラットフォームが強い傾向にあります。
このように、多くの国でトップを走るShopeeですが、僕が日本のセラーさんに特に注目してほしいのは、やはりアメリカの関税問題との関連性です。ご存じの通り、アメリカのデミニミスルール(少額輸入免税制度)の議論は、日本からアメリカへ商品を輸出する越境ECセラーに大きな影響を与えています。今までのように気軽に商品を売りにくくなっている状況があるんですよね。
そうなると、今までアメリカ市場を中心に展開してきたセラーさんたちは、売上を維持するために新たな市場を探す必要が出てきます。そこで、今まさに成長フェーズにある東南アジア、特にShopeeのようなプラットフォームに目を向ける人が増えるのは自然な流れだと考えています。僕も、これからShopeeに流入するセラーがどんどん増えて、さらに客層も厚くなるんじゃないかと期待しているんです。
シンガポールのSea Ltd.は、今やシンガポールで一番強いサッカーチームの胸スポンサーになるほどの大企業に成長しています。それくらい、国内だけでなくアジア全体を代表する企業へと変貌を遂げているんですよね。だからこそ、越境ECでリスクヘッジを考えているセラーさんや、これから新しい市場に挑戦したいと考えている方には、ぜひShopeeを検討してみてほしいと思います。これからもっと伸びてきた時に、乗り遅れないように動くのが大事なんじゃないかな、と僕は思いますね。
FAQ
Q.ShopeeとはどのようなECプラットフォームですか?
Q.Shopeeが東南アジアで成功している主な理由は何ですか?
Q.Shopeeではどのような商品が売れ筋ですか?
Q.日本からShopeeに出店するメリットは何ですか?
Q.Shopeeが特に強い国はどこですか?
Q.Shopee Japanはありますか?
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