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2026.08.13越境EC関税トランプ関税

トランプ関税15%の真実:越境ECセラーが誤解しがちな新ルールとデミニミス撤廃の衝撃

トランプ関税15%の誤解と真実を越境EC経営者が解説。相互関税の新ルール、影響を受ける商品、そしてデミニミス撤廃が越境ECに与える影響を深掘りします。

CHAPTERS

  • 00:00導入:トランプ関税15%の誤解と真実
  • 01:00関税の新ルール:上乗せ方式から上限方式へ
  • 03:00影響を受ける商品ジャンルとセラーへの影響
  • 05:00より深刻な問題:デミニミス撤廃が越境ECにもたらす衝撃
  • 07:00まとめと今後の越境EC戦略

先日、アメリカと日本の関税が「一律15%に決定した」というニュースが流れ、越境EC業界ではちょっとした騒ぎになりましたよね。でも、正直なところ、この15%という数字、多くの人が勘違いしているんじゃないかと思うんです。一般的な解釈では、相互関税が24%から15%になった、つまり税率が下がったと捉えられがちなんですが、実はこれ、かなり違うんですよ。

僕自身も現場で日々越境ECのビジネスに携わっている中で、この手の情報がどのように解釈され、どう行動に結びつくかを見てきています。今回は、トランプ関税15%の本当の意味と、越境ECセラーにとってより重要な「デミニミス撤廃」について、僕なりの視点でお話ししていきたいと思います。

トランプ関税15%の真実とは?誤解されがちな新ルールを解説

今回の関税変更で最も大きなポイントは、従来の「上乗せ方式」から「上限方式」へとルールが変わった点です。これまでは、通常の関税(MFN税率:最恵国待遇税率)に加えて、相互関税が「上乗せ」される形でした。それが、2025年8月1日以降は、「通常関税+相互関税=最大15%まで」という「上限設定」に変わるんです。つまり、相互関税が加算されるのではなく、合計が15%を超えないように調整される、ということなんですよね。

具体的に見ていくと、経済再生担当相の発表によると、MFN税率が15%未満の商品の場合、MFN税率に相互関税を加えた合計が15%になるように調整されます。これは、場合によっては税率が引き上げになる可能性もあるわけです。一方で、MFN税率がすでに15%以上の商品については、MFN税率のみが適用され、相互関税は不適用となります。DHLのような物流事業者も同様の見解を示していて、この解釈で間違いなさそうです。

だから、「一律で関税が15%になる」という単純な話ではないんです。むしろ、税率が上がるものと変わらないものが混在していて、そこを正しく理解することが、越境ECセラーとして非常に重要だと僕は考えています。

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どんな商品が影響を受けるのか?セラーが知るべき具体例

今回の関税変更が、具体的にどんな商品に影響を与えるのか、僕らのビジネスにどう響くのか、気になるところだと思います。結論から言うと、影響は一部のジャンルに限定される見込みです。

例えば、バッグ類やアパレル商品などは、現行の関税とほとんど変わらないか、ごく軽微な影響にとどまるだろうと予測されています。これらの商品は、もともとのMFN税率が高いケースが多く、今回の「上限15%」というルール変更の影響を受けにくいんですね。

一方で、影響が出る可能性があるのは、自動車パーツやデジカメ、小型家電といったジャンルです。これらの商品は、これまでMFN税率が比較的低かったため、今回のルール変更で最大15%まで税率が増加する可能性があります。特に低関税ジャンルを扱っているセラーさんは、ご自身の商品のMFN税率をしっかり確認しておく必要があると思いますよ。

僕の感覚では、今回の変更は「2025年3月以前の税体系とほぼ同じ水準に戻っただけ」という見方もできます。ただ、政府は今後も四半期ごとに見直しを実施すると言っていますから、次回以降の見直しで税率や対象品目が拡大するリスクは常に念頭に置いておくべきでしょう。越境ECは常にこうした外部環境の変化にアンテナを張っておくことが不可欠だと、ここ数年やってきて痛感しています。

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15%関税より深刻?デミニミス撤廃が越境ECに与える衝撃

今回のトランプ関税15%のニュースよりも、僕が越境ECセラーにとってはるかに深刻だと感じているのが、2025年8月29日から施行される「デミニミス撤廃」です。デミニミスとは、少額輸入貨物に対する関税免除制度のこと。これまでは、米国に輸入されるUSD800以下の貨物には、原則として関税がかかりませんでした。これが撤廃されるんです。

つまり、8月29日以降は、USD800以下のすべての貨物に対して、一般関税、国際緊急経済権限法関税、その他適用されるすべての関税が課せられることになります。これは、越境ECで個人が少額の商品を販売しているセラーさんにとっては、まさにゲームチェンジャーと言えるほど大きな影響があるんじゃないでしょうか。

僕らのビジネスでも、これまでUSD800以下の商品であれば関税を気にせずに販売できていたものが、今後はすべて関税の対象になるわけです。これは、商品の価格設定はもちろん、顧客への説明、そして物流コスト全体に影響してきますよね。当然、消費者の購入意欲にも関わってくる話なので、かなりセンシティブな問題だと捉えています。

例外として、外国の個人からアメリカの個人に向けたUSD100未満のギフトや贈り物(バージン諸島、グアム、アメリカ領サモアの個人発の場合はUSD200未満)、そしてアメリカへの海外からの旅行者が持ち込むUSD200以下の私物や家庭用品は引き続き免除されます。ただ、ビジネスとして越境ECを展開しているセラーさんにとっては、この例外はほとんど関係ないと言っていいでしょう。

デミニミス撤廃は、越境ECのビジネスモデルそのものを見直すきっかけになるかもしれません。価格競争力や商品ラインナップ、そして何よりも「関税込みの価格提示」など、新しい戦略を考える必要があると僕は見ています。

まとめ

今回のトランプ関税15%の真実とデミニミス撤廃についてお話ししました。まとめると、相互関税は「上乗せ方式」から「上限15%方式」へ変わり、一律で税率が15%になるわけではないということ。そして、一部の低関税ジャンルの商品には影響があるものの、それ以上に越境ECセラーが警戒すべきは、USD800以下の少額貨物への関税免除がなくなる「デミニミス撤廃」である、というのが僕の見解です。

越境ECは常に変化する市場です。こうしたルールの変更を正しく理解し、迅速に対応していくことが、これからのビジネスを成長させる鍵になるんじゃないかと思っています。ぜひ、皆さんのビジネス戦略を見直すきっかけにしてください。

FAQ

Q.トランプ関税15%とは具体的に何が変わるのですか?
従来の関税に相互関税が「上乗せ」される方式から、2025年8月1日以降は「通常の関税+相互関税の合計が最大15%まで」という「上限方式」に変わります。一律で15%になるわけではありません。
Q.MFN税率とは何ですか?
MFN税率(最恵国待遇税率)とは、特定の国からの輸入品に対して適用される最も低い関税率のことです。多くの国で標準的に適用される基本税率と考えてください。
Q.関税15%への変更で、どんな商品が影響を受けやすいですか?
MFN税率がもともと低い自動車パーツ、デジカメ、小型家電などが影響を受け、最大15%まで税率が増加する可能性があります。バッグ類やアパレルは影響が軽微とされています。
Q.デミニミス撤廃とは何ですか?
デミニミス撤廃とは、2025年8月29日から米国に輸入されるUSD800以下の貨物に対する関税免除制度がなくなることです。これにより、少額商品にも関税が課せられるようになります。
Q.デミニミス撤廃は越境ECにどのような影響を与えますか?
これまで関税免除だったUSD800以下の商品にも関税がかかるようになるため、商品の価格設定や顧客への関税説明、物流コストの見直しが必要になります。販売戦略全体に大きな影響が出ると見ています。
Q.今回の関税変更は、いつから適用されますか?
「通常関税+相互関税=最大15%まで」の新ルールは2025年8月1日以降から、デミニミス撤廃は2025年8月29日からそれぞれ適用が開始されます。

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