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2026.09.28越境ECeBay2025年Q2レポート

越境ECの未来図:eBay最新レポートが示す日本セラーの活路と多地域戦略

2025年第2四半期越境ECレポートから、低価格帯商品の躍進とデミニミス撤廃の影響を解説。荒木淳平が語る米国依存脱却と日本セラーの新たな戦略。

CHAPTERS

  • 00:00オープニング
  • 00:302025年Q2越境ECレポート:総評とデミニミス撤廃の影響
  • 02:15カテゴリー別ランキング・トレンド:トレーディングカード
  • 04:00カテゴリー別ランキング・トレンド:ビデオゲーム
  • 05:30カテゴリー別ランキング・トレンド:自動車・バイクパーツ
  • 07:00カテゴリー別ランキング・トレンド:ツール&ワークショップ機材
  • 08:45注目検索ワードから読み解く消費者のインサイト
  • 10:30今後の課題と展望:米国依存からの脱却と多地域戦略
  • 12:00エンディング

eBayジャパンが発表した2025年第2四半期の越境ECレポートは、日本セラーにとって非常に示唆に富む内容でした。特に印象的だったのは、低価格帯商品の好調な伸びと、それを取り巻く今後の環境変化に関する分析ですね。

僕自身も日頃から市場の動向には目を光らせているんですが、このレポートを見ると、やはり「米国デミニミス・ルール」の影響は大きかったなと改めて感じます。低価格帯の商品が関税免除の恩恵を受け、活発に取引されてきた背景があるんですよね。しかし、今後はこのルールが撤廃される方向にあるので、日本セラーは戦略の大きな転換点を迎えることになります。

2025年Q2越境ECレポート:低価格帯の躍進とデミニミス撤廃の衝撃

2025年第2四半期は、デミニミス・ルール(少額輸入免税制度)の恩恵を受け、低価格帯の商品が非常に好調に推移しました。特に顕著だったのは、トレーディングカード、ビデオゲーム、中古自動車パーツ、そして日本製工具といったジャンルです。

僕らの感覚としても、この期間は比較的手軽に購入できる商品への需要が高まっているのを感じていました。しかし、レポートでも指摘されている通り、今後は「米国関税変更」が大きな転換点になるのは間違いないでしょう。これまでの恩恵がなくなることで、低価格帯の商品の競争環境は厳しくなる可能性があります。

日本セラーへのアンケート結果でも、「米国依存からの脱却」や「欧州・オーストラリアへの販路拡大」が上位に挙がっていたのは、多くのセラーが同じ危機感を抱いている証拠だと思いますね。僕自身も、これからの越境ECは「多地域戦略」が不可欠だと考えています。

EC・オンライン物販EC・オンライン物販

日本セラーが注力すべきカテゴリーとその背景

今回のレポートで特に目を引いたのは、各カテゴリーの具体的な成長率と、その背景にあるトレンドでした。いくつかピックアップして、僕なりの見解を交えて解説したいと思います。

1. トレーディングカード市場の爆発的成長

トレーディングカードは前年同期比で約1.7倍という驚異的な成長を見せています。特にポケモンカードのシェアは圧倒的で、中には鑑定済カードが38,000ドル(約580万円)で取引されるケースもあったと聞きます。最近発売された新弾「ロケット団の栄光」がブームを牽引しているのは、僕らも肌で感じているところですね。

この市場はコレクター需要が非常に高く、限定品や希少性の高いカードは価格が青天井になる傾向があります。日本のアニメ・ゲーム文化が世界的に評価されていることが、この成長を後押ししているのは明らかです。

2. ビデオゲーム・リファービッシュ品の可能性

ビデオゲームも前年同期比1.3倍と堅調に伸びています。特に注目したいのは、eBayのリファービッシュプログラムを活用した中古3DSなどのリファービッシュ品(整備済み品)の売上拡大です。これは、単に中古品を売るだけでなく、きちんとメンテナンスして品質を保証することで、新たな価値を生み出している事例ですよね。僕らもリユース品を扱っているので、この「信頼性」を高める取り組みは非常に重要だと感じています。

3. 自動車・バイクパーツ市場の安定した需要

自動車パーツは前年比1.2倍、バイクパーツは1.5倍と、こちらも安定した成長を見せています。ホンダ、スズキ、カワサキといった日本ブランドの純正部品や、90年代から2000年代にかけてのスポーツカー用補修パーツが人気です。これは、海外の「車を直して長く乗る」という文化が背景にあるんですよ。日本製のパーツは品質が高く、耐久性もあるため、長く愛用したいオーナーから選ばれているんだと思います。

4. 世界で評価される日本製工具

ツール&ワークショップ機材も前年同期比1.5倍と大きく伸長しています。特に日本製の大工道具は、その精度の高さや使いやすさから世界中で評価されています。レポートでは「Vessel 電動スリムラチェット No.400ER3」が人気とありますが、僕らの周りでも日本の工具は海外のプロフェッショナルから絶大な信頼を得ているという話はよく聞くんですよね。

リユース・二次流通リユース・二次流通

注目検索ワードに見る消費者のインサイト

レポートでは、具体的な検索ワードから消費者の興味・関心も読み取ることができます。アニメグッズでは「ちいかわ」「Adoぬいぐるみ」「ONE PIECE」が人気で、ONE PIECEのキャラクターアートが約1,060万円で落札されたという事例は、日本のアートコンテンツの価値を改めて示していますね。

バッグ&アクセサリーでは、Louis Vuitton, Gucci, CHANELといったハイブランドに加え、特に「中価格帯ラグジュアリーブランド」が伸びていて、Coachは前年比1.5倍の成長です。これは、デミニミス撤廃後に価格帯の調整が必要になる中で、日本の中古ブランド品が新たな選択肢として注目される可能性を秘めていると感じています。

メンズスニーカーではAsicsやOnitsuka Tigerが人気で、デミニミス範囲内の価格帯が特に好調でした。Record Store Day 2025の限定レコードも話題になり、検索順位TOP100入りするなど、ニッチなコレクターアイテムにも大きな需要があることが分かります。

米国依存からの脱却:今後の越境EC戦略とは?

今回のレポート全体を通して、最も重要なメッセージは「米国デミニミス撤廃後を見据えた米国以外の販路開拓が急務である」という点だと僕は捉えています。これまでの成功体験に安住せず、次の手を打つ時期に来ているわけです。

eBayも「Shop from Japan」プロモーションで日本セラーを強力に支援する方針を示しています。僕らがやるべきことは、この機会を最大限に活用し、日本ならではの強みをさらに磨き上げることではないでしょうか。

具体的には、「中古・リユース品」の品質の高さや、「日本ブランド」の信頼性と希少性を前面に出し、欧州やオーストラリア、アジアなど、これまで以上に多地域での販売戦略を展開していく必要があります。うちの会社でも、これからの市場変化に対応できるよう、常に新しい販路やプロモーションの可能性を探っているところなんですよ。

越境ECは常に変化し続ける市場ですが、日本製品の持つポテンシャルは計り知れません。変化をチャンスと捉え、柔軟な戦略で挑んでいくことが、これからの日本セラーには求められるんだと僕は思いますね。

FAQ

Q.デミニミス・ルールとは何ですか?
少額輸入免税制度のことで、一定金額以下の輸入品に対して関税や消費税が免除される仕組みです。米国では約800ドル以下の商品が対象でしたが、撤廃の動きがあります。
Q.なぜ低価格帯商品が越境ECで伸びているのですか?
デミニミス・ルールにより関税が免除され、消費者にとって購入しやすかったためです。特にトレーディングカードや中古ゲームなどが好調でした。
Q.米国デミニミス撤廃後、日本セラーは何に注力すべきですか?
米国以外の市場、特に欧州やオーストラリア、アジアへの販路開拓が急務です。日本の中古品やブランド品の強みを活かした多地域戦略が重要になります。
Q.2025年Q2で特に成長した商品は何ですか?
トレーディングカード(ポケモンカード)、ビデオゲーム(リファービッシュ品)、自動車・バイクパーツ(日本製純正部品)、日本製工具などが大きく伸長しました。
Q.日本の中古ブランド品は海外で需要がありますか?
はい、特に中価格帯のラグジュアリーブランドは伸びており、品質の良い日本製中古品は海外で高い評価を受けています。デミニミス撤廃後も期待できる分野です。
Q.eBayは日本セラーをどのように支援していますか?
「Shop from Japan」プロモーションを通じて、日本製品の魅力を世界に発信し、日本セラーの販路拡大や販売促進を強力にサポートしています。
Q.越境ECで成功するための荒木淳平さんの秘訣は何ですか?
市場の変化に柔軟に対応し、日本ならではの「品質」や「希少性」といった強みを最大限に活かすことです。そして、特定の市場に依存しない多地域戦略が不可欠だと考えています。

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