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2026.10.30国内仕入れフリマアプリメルカリ

国内仕入れが困難になった真相:フリマ・ECの現場で何が起きているのか

国内仕入れが難しくなった背景を、フリマ・ECの現場で起きている変化や情報化の波から解説。物販で勝ち残るための戦略を経営者・荒木淳平が語ります。

CHAPTERS

  • 00:00国内仕入れが難しくなった現状
  • 01:22情報の民主化とメルカリの影響
  • 03:00フリマの裏側:業者間の攻防と僕の経験
  • 05:40インバウンド需要が仕入れに与える影響
  • 06:20新品仕入れの落とし穴と工夫の重要性
  • 09:30物販で勝ち残る鍵は「誰が、どう売るか」

最近、大井競馬場のフリマに行ったという話を聞いたんですけど、値段が全部高くなっていたそうですね。僕も久しぶりにフリマに行くと感じるんですが、昔に比べて「お宝探し」の要素が減って、全体的に価格が上がっている印象はあります。洋服もゲーム機もカメラも、以前のような掘り出し物を見つけるのは本当に難しくなりました。

これはフリマに限らず、国内全体の仕入れが難しくなっている現状を象徴しているんじゃないかと思っています。今回は、なぜ国内仕入れがこれほど厳しくなっているのか、そして僕たちがこの状況でどう戦っていくべきなのかについて、僕自身の経験も踏まえながらお話ししたいと思います。

国内仕入れが難しくなった根本的な理由とは?

国内仕入れが厳しくなった背景には、大きく分けて二つの要素があると考えています。一つは「情報の民主化」、そしてもう一つは「メルカリの登場」です。この15年間で、消費者の行動様式も、そして売る側の意識も大きく変わりました。

僕が物販を始めた頃、今から15年前の2010年頃を振り返ると、まだスマホを持つ人は限られていました。特にフリマの出品者に多い40代、50代以上の方々は、ネットで相場を調べるという習慣がそこまで浸透していなかったんですよね。だから、商品の価値を正確に知らないまま、安く売ってしまうケースも少なくなかったんです。

ところが今はどうでしょう。おじいちゃんおばあちゃんまでスマホを持つ時代になり、誰もが簡単にネットで情報を調べられるようになりました。そして決定的なのが、メルカリの存在です。2010年にはまだメルカリはありませんでした。ヤフオクやオークファン(オークションの落札相場検索サイト)で相場を調べることはできましたが、それは一部の専門家や業者に限られた情報だったんです。

今はメルカリで誰もが商品の相場を瞬時に確認できます。フリマに出品しているプロの業者さんなら、ほぼ間違いなくメルカリも使っているはずです。そうなると、当然ながら価格はメルカリの相場に合わせて設定されます。売る側としては、自分の商品を安く買われて、高値で転売されるのは一番避けたいことなんですよ。プロとしてのプライドもありますから、結果として値段は上がってしまう。これが、フリマで安く仕入れるのが難しくなった大きな要因の一つだと僕は見ています。

EC・オンライン物販EC・オンライン物販

フリマの「朝イチ」で何が起きているのか?

フリマで仕入れをしようとすると、開始時間に合わせて朝早く行くのが基本ですよね。僕も以前はそうしていました。でも、実はフリマの世界では「開始前から始まっている」んですよ。一番最初のお客さんって、実は他のお店の人たち、つまり業者さん同士なんです。

僕自身、十数年前に会社として大井競馬場でフリマに出店したことがあるんです。その時は、いくらでも良かったから値付けもせずに適当に商品を並べていたんですけど、もう朝イチ、始まる前に業者さんがバーッと群がってきて、商品がほとんどハケちゃったんですよね。彼らは毎週フリマに来ているから、どの店が素人で、どの店がプロかを見極めている。そして、素人のお店から始まる前に目星をつけて、交渉して買っていくわけです。その場で安く買われた商品は、翌週には彼ら自身の店で、適正な相場で売られるという、いわゆる転売が行われるんです。

だから、一般のお客さんがフリマの開始時間に合わせて行っても、本当に美味しい商品や安い商品は、すでにプロの業者間で買われてしまっていることが多い。残っているのは、すでに値上げされた商品か、プロも手を出さないような商品ばかりになる。つまり、情報の民主化によって、値段のデコボコがなくなってしまった結果、フリマでの仕入れは以前よりもずっとプロ同士の戦いになってしまっているんです。

リユース・二次流通リユース・二次流通

インバウンド需要が国内仕入れに与える影響

最近のフリマやリサイクルショップの現場で感じるのは、外国の方々の存在感の大きさです。僕がフリマに行った時も、めちゃくちゃ楽しそうに買い物をしている外国人が多かったという話を聞きました。これは国内仕入れが難しくなっているもう一つの要因だと考えています。

インバウンド需要の高まりによって、日本の商品を求める海外のバイヤーが増えました。そうなると、売る側は日本人を相手に安く売る必要がなくなってしまうんです。海外の人たちを相手にすれば、より高い値段で売れる可能性がある。結果として、国内市場の価格水準が全体的に上がってしまうという現象が起きているんじゃないでしょうか。相手が変わったことで、市場の均衡点も変わってしまっている、ということですね。

新品仕入れも甘くない?「簡単に卸せる商品」の落とし穴

中古品だけでなく、新品の仕入れも以前より難しくなっていると感じています。卸サイトが増えたり、Alibaba(アリババ)のような海外からの直仕入れがしやすくなったりと、一見すると選択肢は増えたように見えます。でも、簡単に卸を受けられる商品には、実は落とし穴があるんですよ。

卸業者さんの立場からすると、小売りよりも卸の方が楽だからやっている、という側面があります。なぜなら、小売りは大変だからです。もし、商品の力があって簡単に売れるのであれば、卸業者自身が小売りをして、もっと利益を稼ごうとするはずじゃないですか。わざわざ小売店に安く卸す必要がないんです。

だから、簡単に卸を受けられる商品というのは、裏を返せば「売るのが難しい商品」だと判断した方がいいと思います。もし簡単に売れる商品だとしたら、卸価格をもっと高く設定するか、小売店が利益を削ってでも扱いたくなるような仕組みにするはずです。安易に仕入れられる商品で、簡単に儲かるという甘い話は、残念ながら今の時代にはない、というのが僕の正直な見解ですね。

今後、物販で勝ち残るために必要な「誰が、どう売るか」

国内仕入れが難しく、安易に儲かる商品がない今の時代に、物販で勝ち残るためにはどうすればいいのか。僕は「誰が売るか」と「どう売るか」の二つの視点が非常に重要になっていると考えています。

例えば化粧品を考えてみてください。成分自体はそこまで大きく変わらないかもしれない。でも、誰が作ったブランドなのか、誰が販売しているのかによって、売れ行きは大きく変わりますよね。これは物販全般に言えることです。有名なYouTuberやインフルエンサーが商品を薦めると、簡単に売れてしまう。つまり、商品そのものの魅力に加え、「誰が」その商品を売るのか、という部分が、購買の意思決定に大きく影響する時代になっているんです。

そしてもう一つは、**「どう売るか」**という売り方の工夫です。商品の見せ方、サイトのデザイン、顧客とのコミュニケーション、SNSでの発信。これらすべてが、商品の価値を高め、顧客に選ばれるための重要な要素になります。eBayのようなプラットフォームでは、ページの作り込みで個性を出すことしかできませんが、Shopify(ショッピファイ)のような自社ECサイトを構築すれば、より自由にブランドの世界観を表現し、独自の売り方を追求できます。

誰もが簡単に情報を手に入れられるようになった今、誰かに教わった情報や、みんなと同じやり方で成功するのは非常に難しい。そこに自分なりのオリジナリティや工夫、いわゆるランチェスター経営的な差別化戦略が必要不可欠なんです。安易に仕入れられる物で簡単に売れる時代は終わり、これからは「工夫」ができないと厳しい戦いになる。そう思っていた方がいいでしょうね。

まとめ

国内仕入れが難しくなったのは、スマホの普及による情報の民主化、メルカリの登場、そしてインバウンド需要の高まりなど、複合的な要因が絡み合っていると僕は考えています。もはや「安く仕入れて高く売る」だけのシンプルなビジネスモデルでは、なかなか生き残れない時代になったと言えるでしょう。

大切なのは、自分なりの工夫やオリジナリティをどう出すか。そして、「誰が、どう売るか」という視点を持って、ビジネスを構築していくことです。これは決して簡単な道ではないですが、だからこそ、そこに挑戦する価値がある。僕はそう信じて、これからもこの業界で手を動かし続けていきたいと思っています。

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FAQ

Q.国内仕入れは本当に難しくなったのでしょうか?
はい、メルカリの登場による相場情報の透明化や、インバウンド需要の高まりにより、以前に比べて安く仕入れるのは難しくなっています。特にフリマではプロの業者間の取引が活発で、掘り出し物を見つけにくくなっています。
Q.フリマで良い商品を仕入れるコツはありますか?
以前のような「お宝探し」は難しくなっています。業者が来る前の早い時間帯に商品が買われたり、相場が上がっていたりするため、安易な仕入れは期待できません。工夫や独自のルート開拓が重要です。
Q.メルカリの登場が仕入れにどう影響しましたか?
メルカリによって商品の相場情報が誰でも簡単に手に入るようになり、出品者も適正価格を把握するようになりました。これにより、安値で売られる商品が減り、フリマやリサイクルショップでの仕入れ価格が全体的に上昇しました。
Q.卸販売で簡単に仕入れられる商品は儲からないのでしょうか?
簡単に卸を受けられる商品は、往々にして「売るのが難しい商品」である可能性が高いです。もし簡単に売れる商品なら、卸業者が自分で小売りをするか、もっと高い卸価格を設定するはずだと僕は考えています。
Q.今後、物販で成功するために必要なことは何ですか?
「誰が売るか」(ブランディングや信頼性)と「どう売るか」(独自の売り方やサイト構築、SNS活用)という工夫が重要です。情報が民主化された今、他と同じことをしていては勝ち残れません。
Q.新品と中古品ではどちらが仕入れやすいですか?
どちらも簡単ではありません。中古品は情報化で相場が上がり、新品は簡単に卸せる商品が売れにくい傾向にあります。どちらの分野でも、自分なりの工夫や差別化戦略が不可欠になります。
Q.インバウンド需要は国内仕入れにどう関係しますか?
外国人バイヤーが増えたことで、売る側は日本人を相手に安く売る必要がなくなりました。海外の顧客に高く売れるため、国内市場全体の価格水準が上昇し、結果として国内での仕入れが難しくなる要因の一つとなっています。

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