円安下で敢えての「eBay輸入」はアリか?越境EC経営者が語る逆張り戦略とリサーチ術
越境ECが厳しい今、あえてeBay輸入に活路を見出す「逆張り戦略」を、JP.Company代表の荒木淳平が解説。日本のデミニミスやニッチ商品の探し方、熊よけスプレーを例にしたリサーチと交渉術、そして輸出にも活かせる学びについて語ります。
CHAPTERS
- 00:00導入:逆張り戦略としてのeBay輸入
- 00:45なぜ今、eBay輸入がチャンスなのか?
- 02:10日本市場で狙うべき「趣味性の高いニッチ商品」とは?
- 05:00具体的なリサーチと交渉術:熊よけスプレーを例に
- 09:30eBay輸入から得られる「輸出にも活かせる学び」
- 11:00まとめ:輸入という選択肢を持つことの重要性
今、越境ECの世界は厳しい局面を迎えていると感じている人も多いんじゃないでしょうか。円安の影響もあって、なかなか輸出ビジネスも簡単ではない。そんな中で、僕はいつも「逆張りにチャンスがある」と言っているんですが、まさに今、あえて「輸入」に目を向けるのは面白いんじゃないかと思っているんです。
なぜ今、eBay輸入がチャンスなのか?
「円安なのに輸入?」って、よく聞かれるんですけど、まさにそこがポイントなんです。輸出が少しブロック気味になっている現状で、輸入に注目する人はまだまだ少ない。だからこそ、ブルーオーシャンな領域が残されている可能性があるんですよね。僕もそうですが、みんながやらないことにこそ、チャンスの芽が潜んでいると感じています。
あとは、日本の「デミニミス」(少額輸入免税制度)がまだ残っているのも大きいですね。1万円という上限はありますが、ここをうまく活用すれば、関税や消費税を気にせず小口で仕入れられるケースもあります。もちろん、最終的には「売れる物を見つけられるか」というリサーチ力が一番大事なんですけどね。輸出と同じで、結局は商品の戦いなんですよ。
EC・オンライン物販
日本市場で狙うべき「趣味性の高いニッチ商品」とは?
輸入して日本で販売することを考えると、今の日本市場の特性を理解することが重要です。確かに「不景気」と言われると、みんなが物を買わない印象があるかもしれません。でも、その中でも日本人が「これは欲しい」「これは必要だ」と感じる物は確実に存在するんです。特に狙い目なのは、趣味性が高く、日本でまだあまり流通していないマニアックな物ですね。
例えば、アメリカのスポーツチーム、ドジャースの限定グッズとか、メッシが所属するチームのレアなアイテムなんかがそうじゃないでしょうか。日本には熱心なファンがたくさんいますから、そういった層に刺さる商品は強いと思います。あとは、僕がeBayを始めた2012年頃は、実はeBay輸入の方が活発だったんですよ。当時は「軍物」や「サバイバルゲーム系のスコープ」なんかが定番で、アメリカから輸入して日本で再販する人が多かった記憶があります。北欧のかわいいお皿なんかも、eBayで仕入れて日本で売れば売れるんじゃないかなと思いますね。
要は、日本に需要はあるのに、流通経路が少ない、あるいは高価な商品を見つけ出すことが勝負になるんです。この視点でリサーチを進めていくのが良いんじゃないかと思います。
経営・チーム
具体的なリサーチと交渉術:熊よけスプレーを例に
実際にどうやって商品を探していくか。例えば、最近日本では熊のニュースが多いじゃないですか。僕も熊が怖いので、いつも気にしてるんですけど(笑)。そこで「熊よけスプレー」に目をつけた人がいたとしたら、どう考えるか。
まず、日本のアマゾンやメルカリで「熊撃退スプレー」を検索してみる。すると、安価なものから高価なものまでピンキリですが、命を預けるとなると、やはり信頼性の高い、アメリカ森林警備隊採用品のような「強そう」なものが欲しくなりますよね。日本だと7,000円〜2万円くらいで売られているものもある。高いから、最近はレンタルも流行っているくらいなんですよ。
次に、これをeBayで探してみるんです。すると、UDAPなどのブランドの熊よけスプレーが、2本セットで64ドル、4本セットで120ドルくらいで売られているのを見つけました。1本あたり4,500円程度で仕入れられる計算になります。これなら日本での販売価格と比べて利益が出そうじゃないですか。でも、ここで一つ壁がある。スプレーは飛行機に乗せられない可能性が高いので、船便で送ってくれるセラーを探す必要があるんです。
もし、売り手が船便に対応していなくても、諦めるのは早いですよ。直接セラーにコンタクトを取って、「船便で送ってもらえないか」「もっとたくさん買うから値引きしてくれないか」と交渉してみるんです。こういう交渉も、越境ECでは大事なスキルになります。人がやっていないような発想で商品を考え、それを実現するための交渉力を磨く。これが、今の時代に求められるリサーチと行動力だと僕は考えています。
eBay輸入から得られる「輸出にも活かせる学び」
eBay輸入を経験することは、実は輸出ビジネスにも非常に役立つんですよ。普段、僕らは売り手としてeBayを使っていますが、輸入をすることで「買い手」の立場を経験できるんです。お客さんとして、どんな写真の撮り方だと目立つのか、どんな商品説明だと分かりやすいのか、送料がどれくらい気になるものなのか、といったことが肌感覚で分かるようになります。
僕自身も、お客さん目線でサービスを受けることで、「あ、こういう対応は嬉しいな」「こういう言い方だとスムーズだな」と気づくことがたくさんあります。その学びを、今度は自分の輸出ビジネスに活かすことができるんです。写真の工夫、説明文の改善、顧客対応の質向上…これらはすべて、輸入の経験からフィードバックできる貴重な情報なんですよ。
そして何より、輸入という選択肢を持っておくことは、将来的なビジネスの安定にも繋がります。今が円安でも、いつか円高に転じるタイミングが来るかもしれません。その時、「じゃあ輸入に切り替えよう」という安心感が得られるわけです。輸出だけに囚われず、多角的な視点で商売を捉えること。自分の生活を豊かにするだけでなく、ビジネスの幅を広げるためにも、ぜひ「eBay輸入」という可能性を一度検討してみてほしいですね。
FAQ
Q.円安の今、なぜeBay輸入に注目すべきですか?
Q.eBay輸入で日本市場で売れる商品の特徴は何ですか?
Q.熊よけスプレーの輸入事例から学べるリサーチ術は?
Q.輸入する際のデミニミス(少額輸入免税制度)とは何ですか?
Q.eBay輸入の経験は、輸出ビジネスにどう活かせますか?
Q.eBay輸入で交渉する際のポイントは何ですか?
Q.将来的に円高になった場合、輸入ビジネスはどうなりますか?
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