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2026.11.02経営投資お金の使い方

荒木淳平が語る、経営者の「お金の使い方」論。自分への投資より「未来を買う」視点とは?

経営者の武器は「お金の使い方」。JP.Companyの荒木淳平が、自分への投資と組織への投資のバランス、未来を買う視点について語ります。会社を成長させる本当の投資とは何か。

CHAPTERS

  • 00:00経営者にとってお金とは何か?
  • 01:00「経験への投資」の落とし穴
  • 02:30自分への「知識投資」よりも重要なこと
  • 04:00「モノ」や「人」への投資が会社を伸ばす
  • 05:30会社の成長フェーズと投資戦略
  • 07:00組織力を高めるリーダーの役割

経営者にとって、お金の使い方が会社の成長を大きく左右する、とよく言われますよね。僕自身も、お金の使い方が下手な人は、会社を伸ばしづらいんじゃないかと思うんです。経営は、いかに手元の資産をうまく活用し、未来のために増やしていくか、という側面があるからです。

経営者にとってお金とは何か?「増やす道具」としての原則

「お金」と聞くと、人によって楽しいもの、増やすもの、様々な印象があると思います。僕にとってお金は、あくまで「道具」という感覚が強いですね。この考え方があるからこそ、投資という視点が生まれてくるんじゃないかと思っています。大原則として、「お金を使ってお金を増やす」という感覚が、経営者には必要だと感じています。

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「経験への投資」は本当に必要か?僕が感じた違和感

経営者の投資と聞くと、「経験への投資」を挙げる人も多いですよね。高級ホテルに泊まったり、高価な食事をしたりして、そこから何かを得る、という考え方です。確かに、新しい経験から得られる学びやインスピレーションは素晴らしいものだと思いますし、その価値を否定するつもりはありません。

ただ、僕自身の経験で言うと、会社を立ち上げたばかりの頃、経費で高級レストランに行ってみたりもしたんですが、「結局、何だったんだろうな」と思うことも少なくありませんでした。クリエイティブな仕事をしている人なら違うのかもしれませんが、僕の場合は、それによって劇的に何か新しいアイデアが生まれたり、ビジネスが大きく前進した、という成功体験があまりないんです。

正直なところ、多くの社長さんが「経験への投資」を大義名分にして、単に遊んでいるだけに見えるケースもたくさんあると感じています。自分への言い訳や甘えとして「投資」という言葉を使っているだけでは、それはただのリラクゼーションであって、会社のための投資とは言えないんじゃないかと思うんです。自分へのご褒美として、モチベーション維持のために使うのは良いと思いますが、それを「投資」と呼ぶのはちょっと違うかな、と。

経営者の視点経営者の視点

自分への「知識投資」より「人・モノ」への投資が有効な理由

もう一つ、「知識への投資」という考え方もありますね。例えば、英語を学ぶために時間やお金を投資したり、資格取得のために勉強したり。もちろん、それも素晴らしいことだと思います。ただ、僕の場合は、そこに投資するなら、英語が話せる人を雇った方が早い、という結論に至ってしまうことが多いんです。

自分自身のスキルアップも大切ですが、習得にはどうしても時間がかかります。その時間を待つよりも、すでにそのスキルを持っている人に来てもらう方が、会社としては即効性があり、事業の推進力になることが多いんです。だから、僕自身は個人的な知識投資には、あまり積極的ではないのが実情ですね。学ぶべきことは常にありますが、それを「会社としての投資」と捉えるかは二転三転します。

むしろ、僕が投資の対象として魅力的に感じるのは、「モノ」や「人」なんです。例えば、高性能なパソコンを導入したり、新しい機材や設備を揃えたり。モノへの投資は、手っ取り早く生産性を向上させたり、新しいアイデアを生むきっかけになったりすることが多いんです。物件への投資も、会社にとっては次に繋がる良い投資だと考えています。

そして、「人への投資」も非常に重要です。新しいビジネスを始める前に、それに必要な人材を雇う。これはまさしく未来への投資だと考えています。僕らがやっている越境ECやラグジュアリーリユース(中古品を再販するビジネス)の現場では、優れた人材が新しいサービスや効率的な運営体制を生み出す核になります。JP.Company(モノシェア)で年商70億円を達成し、eBayで日本販売実績1位を4度獲得できたのも、結局は人への投資が実を結んだ結果だと感じています。

会社の成長フェーズで変わる投資戦略:自分から組織へ

経営者の投資戦略は、会社のフェーズによって変わるものだと思っています。会社が小さく、経営者自身が若く、まさにこれからという時期であれば、自分自身に力をつけ、自分の力で会社を大きくしていくための投資は非常に有効です。

しかし、会社がある程度大きくなってきたら、自分に投資するよりも、社員や組織、そして「モノ」に投資し、会社全体の環境を整えていく方が、はるかに得策だと考えています。僕一人がどんなに知識を得たところで、それが会社の隅々まで降りていくかというと、そうとは限りません。

それならば、社員一人ひとりの教育にお金をかけたり、新しい機械やシステムを導入したりする方が、会社全体の生産性や能力を直接的に高められるんです。もちろん、僕自身も常に勉強し続ける必要はありますが、それはある意味「趣味」として捉え、会社としては「環境作り」に注力すべきだと考えています。人やモノに投資することで、どうやって会社全体を盛り上げていくか。これが、今の僕にとって最も大切な投資の視点です。

リーダーに求められるのは「実力」か「人柄」か?組織を育てる視点

会社を成長させる上で、リーダーの役割は非常に重要です。僕がリーダーに求めるのは、単なる個人としての能力の高さだけではありません。もちろん、実力があることも大切ですが、それ以上に「人柄」や「コミュニケーション能力」でリーダーかどうかを見極めるべきだと考えています。

どれほど個人能力が高くても、組織としての能力を上げることができない人には、物足りなさを感じてしまいます。リーダーは、自分だけが知識を得てそれを共有しないのではなく、周りを巻き込み、従業員や外部のパートナーをうまく活用して、会社全体を大きくしていく視点が必要です。

社員一人ひとりが「自分もやっていいんだ」と思えるような、育てる感覚を会社として持たせること。そういった人たちがどんどん増えていけば、会社は自然と良くなっていくはずです。たまたま出会った仲間たちが、うまく組織として機能し、成長していくのを見るのは、経営者として本当に楽しいことなんですよ。そこに投資することこそが、社長の醍醐味の一つだと僕は思っています。

FAQ

Q.経営者にとってお金とは何ですか?
僕にとってお金は「道具」という感覚が強いですね。大原則として、お金を使ってお金を増やす、という視点が経営者には必要だと考えています。
Q.経営者が「経験への投資」をする際の注意点は?
新しい経験から得られる学びは素晴らしいですが、それが本当に会社のための投資になっているか見極めるべきです。単なる自分へのご褒美や言い訳になっていないか、客観的に評価することが重要だと思います。
Q.自分への「知識投資」より優先すべき投資はありますか?
僕の経験上、自分自身の知識習得に時間をかけるよりも、すでにスキルを持つ人材を雇ったり、生産性を高める「モノ」に投資したりする方が、会社全体の成長に直結しやすいと感じています。
Q.会社の成長フェーズによって投資の考え方は変わりますか?
はい、変わります。会社が小さい頃は自分への投資が重要ですが、会社が大きくなったら、自分より社員や組織、設備など「環境」への投資にシフトしていく方が得策だと考えています。
Q.経営者が社員に投資するメリットは何ですか?
社員への教育や環境整備は、会社全体の生産性や能力を直接的に高めます。僕一人でできることには限りがあるので、社員の成長が会社の未来を創る最も確実な投資だと考えています。
Q.リーダーに求められる資質は何だと思いますか?
個人能力の高さだけでなく、「人柄」や「コミュニケーション能力」が重要だと考えています。周りを巻き込み、社員を育て、組織全体を成長させられる視点を持つリーダーが理想です。
Q.M&Aは良い投資だと思いますか?
相乗効果で良いものが生まれるのであれば、M&A(企業の合併・買収)も良い投資だと思います。文字通り、未来の可能性を「買う」という視点ですね。

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