MONOSHARE
2026.06.01経営者リーダーシップ組織論

経営者は「怖い」か「なめられる」か?僕が理想とするリーダーシップ論

越境EC・ラグジュアリーリユース業界で年商70億円を達成した荒木淳平が、経営者のリーダーシップスタイルについて語ります。「怖い」と「なめられる」の二極論を超え、理想の経営者像を考察。

CHAPTERS

  • 00:00導入:経営者のリーダーシップスタイル論争
  • 01:00「怖い経営者」のメリットとデメリット
  • 02:30「なめられる経営者」のメリットと課題
  • 04:00経営者の感情とビジネスの相関関係
  • 05:30理想のリーダーシップとは何か
  • 07:00プロフェッショナル集団を率いるリーダーへ

経営者のリーダーシップスタイルについて、「怖がられる方が良いのか、それとも社員になめられるくらい距離が近い方が良いのか」って、よく議論になりますよね。僕自身、JP.Company (Monoshare) を経営する中で、この問いには常に向き合ってきたつもりです。結論から言うと、どちらか一方に振り切れるのは、あまり良い結果にはつながらないというのが僕の考えなんですよ。

経営者が「怖い」存在であることのメリット・デメリット

社員から「怖い」と思われている経営者には、確かに組織を統制しやすいというメリットがあります。僕も創業当初、まだ年商が数億円の頃は、とにかく成果を出すことに必死で、社員に対してかなり厳しい態度をとっていた時期がありました。その頃は、僕の指示が絶対で、チームは迅速に動いていたように思いますね。特にスタートアップ期や、緊急を要する局面では、トップダウンの意思決定が有効な場面も少なくありません。

ただ、この「怖さ」が過ぎると、デメリットの方が圧倒的に大きくなってしまうと、身をもって感じています。社員が意見を言えなくなったり、新しいアイデアが出にくくなったりするんですよね。僕の会社でも、かつてはメンバーが僕の顔色を伺うようになってしまって、結果的に生産性が落ちてしまった経験があります。最終的には、それで離れていった社員もいたと反省しています。長期的に見れば、人の定着率やモチベーション低下につながり、会社の成長を阻害する要因になりかねません。

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「なめられる」経営者が持つメリットと課題

一方で、「なめられる」と表現されるような、社員との距離が近い経営者には、風通しの良い組織文化を築けるという大きなメリットがあります。僕自身、未経験からこの業界に飛び込み、eBayで日本販売実績1位を4度獲得し、年商70億円を達成するまでには、現場の声を吸い上げ、常に改善を重ねてきたことが不可欠でした。社員が経営者に遠慮なく意見をぶつけられる環境は、イノベーションを生み出し、会社を成長させる原動力になります。心理的安全性が高い職場は、社員のエンゲージメントを高め、自律的な行動を促しますからね。

しかし、これも度が過ぎると、別の課題が出てきます。ただ「仲良しこよし」で、規律が緩んでしまったり、社員一人ひとりの責任感が希薄になってしまったりするケースもあるんです。僕が考える理想の「なめられる」というのは、決して「軽んじられる」ことではありません。むしろ、社員が僕を「信頼」しているからこそ、遠慮なく意見をぶつけられる、そんなプロフェッショナルな関係性のことだと思っています。信頼関係があって初めて、健全な「なめられ方」ができる、と僕は考えています。

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負のスパイラルに陥る経営者の共通点

結局のところ、経営者の機嫌が顔に出てしまったり、感情的なマネジメントをしてしまったりするのは、ビジネスがうまくいっていない証拠だと僕は思っています。僕自身も、かつては事業が思うように進まない時期に、ついピリピリしてしまい、感情的になってしまったことがありました。その時、社員のパフォーマンスが明らかに落ちるのを目の当たりにして、「これじゃ負のスパイラルに陥るだけだ」と強く感じたんです。

経営者が常に冷静で、どんな状況でもブレない姿勢を見せることが、チームの安定には不可欠なんですよね。自分の機嫌をコントロールできない経営者は、結果的に社員の士気を下げ、会社の生産性を著しく低下させてしまいます。経営者自身の不安や焦りが、そのまま組織に伝染し、さらに状況を悪化させる。この負の連鎖を断ち切るには、まず経営者自身が、ビジネスの状況を客観的に捉え、冷静に対処するスキルを磨くことが重要だと痛感しています。

理想のリーダーシップは「信頼」と「成果」に裏打ちされる

では、理想のリーダーシップとは何か。僕がたどり着いた答えは、「怖がられる」でも「なめられる」でもない、「プロフェッショナルとしての信頼関係」を築くことなんです。社員が「この社長についていけば大丈夫だ」と思えるような、確固たる実績とビジョンを示すこと。JP.Company (Monoshare) で、僕が真贋鑑定や価格査定において業界トップクラスと言われるまでになったのも、すべては地道に成果を積み重ねてきた結果だと自負しています。

経営者として最も重要なのは、会社を成長させ、社員が安心して、そして誇りを持って働ける環境を創り出すこと。そのためには、時には厳しい判断も必要ですが、それは感情的ではなく、常にロジックと未来へのビジョンに基づいているべきです。社員一人ひとりが自律し、プロ意識を持って仕事に取り組める環境を作る。それが、僕が目指すリーダーシップであり、JP.Company (Monoshare) の未来だと考えています。

経営者が目指すべきは「プロフェッショナル集団を率いるリーダー」

最終的に経営者が目指すべきは、社員を単なる労働力として見るのではなく、一人ひとりをプロフェッショナルとして尊重し、その成長を支援するリーダーであると僕は考えます。僕の会社では、越境EC(国境を越えた電子商取引)やラグジュアリーリユースといった専門性の高い分野で事業を展開していますが、これらを成功させるには、それぞれの分野のプロフェッショナル集団を率いるリーダーシップが不可欠なんです。

「怖い」で統制するのではなく、「信頼」で結びつき、互いに高め合える関係性を築く。そして、常に成果を追求し、その背中を社員に見せること。これが、僕が考える理想の経営者像であり、これからも追求し続けていきたいリーダーシップの形ですね。

FAQ

Q.経営者は社員に「怖い」と思われるべきですか?
短期的な統制や迅速な意思決定には繋がりますが、長期的に見ると社員の萎縮、アイデアの停滞、生産性の低下、離職率の上昇といったデメリットが大きく、推奨されません。信頼関係に基づくリーダーシップが重要です。
Q.社員に「なめられる」経営者のメリットは何ですか?
風通しの良い組織文化、心理的安全性、活発な意見交換、イノベーションの促進などがメリットです。ただし、単なる「仲良しこよし」ではなく、信頼に基づくプロフェッショナルな関係性が前提となります。
Q.経営者の機嫌がビジネスに与える影響は?
経営者の機嫌の悪さは社員の士気を下げ、会社の生産性を著しく低下させます。感情的なマネジメントは負のスパイラルに陥りやすく、経営者自身が冷静さを保つことが不可欠です。
Q.理想のリーダーシップとはどのようなものですか?
「怖がられる」でも「なめられる」でもない、「プロフェッショナルとしての信頼関係」を築くことです。確固たる実績とビジョンを示し、社員が安心して働ける環境を創り、成長を支援するリーダーシップが理想です。
Q.JP.Company (Monoshare) が重視するリーダーシップは?
社員をプロフェッショナルとして尊重し、信頼で結びつき、互いに高め合える関係性を重視しています。成果を追求し、その背中を社員に見せることで、自律的なプロフェッショナル集団を育成しています。
Q.荒木淳平氏が考える「なめられる」の解釈は何ですか?
社員が経営者を「信頼」しているからこそ、遠慮なく意見をぶつけられる関係性のことです。単に軽んじられることではなく、信頼関係の上で成り立つ健全なコミュニケーションを指します。

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