リユース優良事業者制度が業界を変える?荒木淳平が語る課題と未来
越境EC・リユース業界の荒木淳平が、環境省が推進する「リユース優良事業者制度」を解説。業界が抱える課題、犯罪、そして未来への期待を語ります。
CHAPTERS
- 00:00リユース優良事業者制度とは?
- 01:30環境省が制度を推進する背景
- 03:15リユース業界の課題と犯罪
- 05:00越境ECと制度の可能性
- 06:45業界のイメージ刷新と未来
今、リユース業界では、国が推進する「リユース優良事業者制度」という動きが注目されています。僕もこの業界に長く身を置いているので、この制度が業界にどう影響するのか、そして何が求められているのかを日々考えています。正直、リユース業界って、これまでちょっとルーズなイメージを持たれてきた部分もあると思うんですよ。だからこそ、この制度が大きな転換点になるんじゃないかと期待しているんです。
リユース優良事業者制度とは?国が目指す「信頼のマーク」
この制度は、国がガイドラインを策定し、それに沿った事業者に認定マークのようなものを提供するというものです。まだ具体的な内容は検討段階なんですけど、将来的にはこのマークが、消費者が安心してリユース品を購入できる「信頼の証」になるんじゃないかと思っています。
スケジュールとしては、今年(令和6年)中に課題の方向性を整理し、優良事業者ガイドラインの大枠を検討する予定です。そして来年(令和7年)には関係業界へのヒアリングを経てガイドラインを策定し、再来年(令和8年)以降に後押しする仕組みが本格的に始まる、という流れになっていますね。
対象者は、街のリユースショップだけじゃないんですよ。フリマアプリの運営者や、僕らが関わるようなBtoB事業者(企業間取引を行う事業者)も検討されていると聞いています。メルカリさんや、うちが運営するようなリユースショップ、そして古物市場なども含まれる可能性があって、業界全体を巻き込む大きな動きになるでしょう。
驚いたのは、この制度を推進しているのが環境省だという点です。古物商の管理はこれまで警察庁が担ってきましたが、リユースを環境保全の観点から捉え、産業として健全に発展させようという意図があるんだと思います。個人的には、経済産業省が主導してくれた方が、もっと経済的な視点から業界を盛り上げられるんじゃないかと思ったりもするんですけどね。
EC・オンライン物販
なぜ環境省がリユース業界にメスを入れるのか?
環境省がこの制度に乗り出した背景には、リユース業界が抱えるいくつかの深刻な課題があると感じています。最近では、金(ゴールド)の高騰を背景に、資金を嗅ぎつけて悪質な業者が参入してくるケースが増えました。消費税還付詐欺のような犯罪で逮捕者が出ることもあり、業界全体の信用が落ちかねない状況なんですよね。
実際に、数年前に不正が発覚した某大手買取業者のように、車の買取業界でも問題が表面化しました。あれだって、一社だけでなく、裏では多くの業者が似たようなことをやっていた可能性は十分あるんじゃないかと思っています。また、高齢者を狙った「押し買い」や、フリマアプリでの偽物ブランド品の流通も後を絶ちません。正直、メルカリさんにはもっとしっかり対応してほしいと僕なんかは思っています。
こうした状況を見ると、国としては、リユース産業を盛り上げたい一方で、健全な事業者と悪質な事業者をきちんと区別し、後者を排除したいと考えているのは当然でしょう。リストアップして、優良事業者でないところを炙り出す狙いもあるんじゃないかと見ています。
経営・チーム
リユース業界の健全化が越境ECにもたらす可能性
この優良事業者制度が本格的に動き出せば、認定を受けた事業者は「信頼できる」というマークを得られるわけです。これは、国内のプラットフォームではもちろん、将来的には越境EC(海外への電子商取引)で商品を販売する際にも、大きなアドバンテージになる可能性があります。例えば、「優良事業者」でないと特定のプラットフォームでトップセラーになれない、といったルールができることも考えられますよね。
僕ら越境EC事業者としては、国からのさらなる後押しも期待したいところです。例えば、以前動画でもお話した中国への返品時の関税免除の仕組みなど、国が絡まないと解決できない課題はたくさんあります。環境省がリユース業界の健全化に動くのであれば、そういった越境EC特有の課題にも目を向けて、支援策を講じてほしいと願っています。
それに、「リユース」と一言で言っても、その範囲は本当に広いんですよ。ブランド品の越境ECもあれば、古着、家具、家電など様々です。それぞれ特性が違うのに、一括りにされているのが現状です。だから、この制度を機に、業界をもう少し細分化して、それぞれの分野に合わせたルールやガイドラインが整備されると、もっと健全に発展できるんじゃないかと考えています。
リユース業界が抱える「ルーズ」なイメージを払拭するために
リユース業界に対して世間が抱くイメージは、残念ながら「古い」「汚い」「使い古している」といったネガティブなものが多いのが実情です。これは、一部の不誠実な業者や、業界全体のルールが曖昧だったことに起因している部分も大きいと思うんです。
例えば、古物市場の会計ルールなんかは、市場によって内税・外税の扱いや手数料の計算方法がバラバラで、正直かなりややこしいと感じています。こうした曖昧さが、業界全体の「ルーズ」なイメージに繋がっているんじゃないでしょうか。国が関与して、こうした部分にもメスを入れてくれることを期待しています。
既存の古物商許可制度も、一度取得すればずっと有効で、今の時代に即していない部分も正直あると思っています。だからこそ、この「リユース優良事業者制度」が、現代のビジネス環境に合わせた新しい基準となり、古物商許可制度を補完するような存在になってほしい。そして、「優良事業者」であることが、お客様からの信頼だけでなく、ビジネスを拡大するための強力な武器になるような仕組みになることを願っています。
今回の制度が、リユース業界が抱える長年の課題を解決し、よりクリーンで信頼される産業へと進化する良いきっかけになることを心から期待しています。僕ら事業者も、この動きに注目し、常に「ちゃんとやっていく」姿勢を忘れずに、業界の発展に貢献していきたいですね。
FAQ
Q.リユース優良事業者制度とは何ですか?
Q.この制度はいつから始まりますか?
Q.制度の対象となる事業者はどのようなものですか?
Q.なぜ環境省がこの制度を推進しているのですか?
Q.リユース業界が抱える主な課題は何ですか?
Q.優良事業者制度は越境ECにどのような影響を与えますか?
Q.現在の古物商許可制度とどう関係しますか?
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